HTB行レポート in Feb.'05 Vol.1

今回の帰国は、のっけから波乱の兆候がありました。

その日、私が乗る飛行機は羽田発825の長崎行き。

アパートで朝食を摂ってから行くと少々慌しくなるため空港で何か買って食べよう(もしくは空港内のレストランで朝食を摂ろう)と思い、525発の始発に乗って羽田空港へ向かいました。

途中、携帯で飛行機のチェックインを済ませ(12月から全日空便はこれが可能になりました。日本航空もひょっとしたらできるのかな・・・・・・?)空港に着いたのは700を少し過ぎた頃。予定通りの早めの到着です。

自動発券機でチケットを受け取った後、レストランをあちこち覗いたのですが食指が動くようなメニューはありませんでしたので、折角ですから今冬の旅行でUr嬢が召し上がったという「焼鳥ずし」を食べてみようかと思い、『空弁工房』へ行きました。

「・・・・・・Urさん、こんなの食べたの?」

朝食、としてみていましたのでこういう感想を持ったのかもしれません。が、「焼鳥ずし」は、そう小さくも無い折箱にごはん(酢飯・・・・・・でしょうね)がぎっしりと詰まり、その上に大ぶりに切った鶏肉が67枚並べてありました。その他にもそぼろなどが添えてあり、

「ダメだ・・・・・・こりゃ食べきれんワ。」

と諦め、「焼鳥ずし」の隣に並んでいた「鶏飯のおにぎり」を購入しました。それから手荷物検査を受け、搭乗口へ向かった・・・・・・のですが、長崎行きはなんとバスに乗って駐機場へ向かうとのことで、

「こんなに搭乗口増えたのに・・・・・・何でバスなんだ?」

とブツブツ愚痴りながら待合へと向かいました。

待合付近の売店でウーロン茶を購入、早速朝ごはんのおにぎりを開きます。おにぎりは2ヶ入りと3ヶ入りがありましたが、今回は(寝ぼけていたせいもありましょうね、普段は2ヶ入りを購入するのですが)3ヶ入りを購入していました。パックの中には、沢庵が2切れそえてありました。

おにぎりには鶏のそぼろ(肉だけではなく、軟骨なども叩いて炊いてありました。)が混ぜてあり、ごはんは、多分そぼろの煮汁が混ざっていたと思いますが、鶏のダシがしっかりと染みていました。味付けのためか、そぼろのせいか、多少崩れやすいかな・・・・・・とも思い、また、3ヶのおにぎりは多すぎるかな・・・・・・とも思いましたが、美味しかったので一気に食べてしまいました。

そうこうしているうちに搭乗時刻になりましたので、バスに乗り込みました。

私はたまたま2台目のバスに案内されましたので、まだまだ座席もガラガラでした。窓際に席を占め、膝の上に荷物を置いて外を眺めていると、バスもいっぱいになってきました。左側の窓際に席を占めたとき、私は普通ですと左ひじを窓枠にかけて頬杖することが多いのですが、今回はそれが(腱鞘炎で痛いので)出来ませんので、右ひじを荷物に乗せるように立てて頬杖をつき、左手は荷物の上に放り出すようにして置きました。私の隣にはスーツを着た女性の方が座られ、そのすぐ隣には男性の方が立っておられました。(何となくですが・・・・・・上柿本名誉総料理長に良く似ておられた方でしたね。ひょっとしてご本人?・・・・・・いやいや、そんな偶然はそうはないでしょう・・・・・・と思います。いくらなんでも『食の饗宴』に向かう途中で名誉総料理長をお見かけするなんでそんな出来すぎた偶然は・・・・・・。)バスは「ポケモンジェット」他の数機の脇を通り抜け、目的の飛行機のそばに到着しました。タラップを昇って搭乗します。

飛行機の中では眠れるかな・・・・・・?と思っていたのですが、放送を聴いたり機内誌を読んだりしているうちに眠る機会を逸してしまいました。

飛び立つときの天気は晴れ。何事も無く飛行機は飛び立ち、割合順調な飛行が続きました。私の席は通路側ですので、機内アナウンスをしていただいた富士山は見ることは出来ませんでしたが。

で、九州に近づき、着陸態勢に入ったところで・・・・・・どうも様子が怪しくなってきました。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.2

九州上空までには機長の機内アナウンスもありましたが、

「当機は順調に飛行しております。到着地の天気は晴れ。予定通りの時刻に到着致します。」

という内容でしたので、まさかこんなことがあろうとは思っていませんでした。

それまでも、ちょっと雲が厚いような気はしていました。ただ、私はそのとき窓際の席で雲を見ていたわけではありませんので、

(遠目で見てるからかな?)

と考えていました。

飛行機が高度を下げ始めたとき、急にガタガタ揺れるようになりました。さすがに一昨年の夏旅行のようにエアポケットにはまることはほとんどありませんでしたが(あのときは到着地の関東に台風が来ていましたので、エアポケットに気持ち良いくらいストンストンとはまりました。多分34回じゃきかなかったんじゃあないかなぁ・・・・・・。)絶えず揺れがガタガタ、ガタガタ・・・・・・。少し前にありました地震の震度4ほどではなかったものの、かなり激しく揺れています。飛行機に慣れていないわけではありませんが、間断無く揺れが来るというのもあまり気持ちの良いものではありませんね。やがてチーフパーサーから、

「ただいま厚い雲の影響で揺れが生じております。飛行には影響ありませんが、お客様の安全のためシートベルトを今一度お確かめください。なお、化粧室のご使用はこの先お控えください。」

との機内アナウンスがありました。

揺れ続けながら30分近く、ようやく長崎空港の見慣れた景色が見え、揺れが静まったかな・・・・・・と思ったらドスンと鈍い音が足元でし、定刻の1020に着陸しました。飛行機が止まると何事も無かったように真っ先に降りていく私・・・・・・(というよりも通路際の私が降りなければ他の方も降りられませんのでね)。

いつものHTB行きの旅行ですと、最終便に乗るため長崎空港に到着するのは夜です。(2200頃の到着にはなりますが2泊します。中1日はフルに使える時間が欲しいですからね。)そのため、私はHTBに高速船で入国したことがありませんでした。今回はラグジュアリーツインに1泊するだけでしたので“朝一番の飛行機→高速船入国”の予定を立てていました。

預けた荷物はありませんでしたので、さっさと到着口を出て高速船乗り場へと向かいます。高速船乗り場まではほぼ一本道ですし、動く歩道もエレベーターもありますので私の悪い足でも何ら不自由はありません。このときは、足の状態も良かったのでトットコタッタカ歩いて、遅いエレベーターは使わずに階段を下りていくと、10分弱で高速船乗り場に到着しました。

高速船は、前もって予約してありましたので

「どちらまでですか?」

「あ、ハウステンボスまでです。」

「お名前は?」

chibaです。」

「はい、少々お待ちください。・・・・・・chiba様、1名さまですね。」

「はい。」

と切符を購入します。(妙なところに目が行きますが、ここのトイレはきれいですよね。入り口にかかっている暖簾だけは?ですが、ウォシュレット付ですし便器も洗面台もとても清潔に保たれていました。)

出航時刻の1050になり、船内に案内されました。帰りの船にしか乗ったことが無く、また、そんなに混む時間を選択するわけではないのでガラガラの船内しか知らなかったのですが、チューリップが咲き始める季節とて船内は満員に近い状態でした。

乗客が全員乗り込み、出航しました。それまでも風があるのには気付いていたのですが、それにしてもやけに揺れています。先刻の飛行機の揺れが残っているのかな?とも思いましたが、飛行機の横揺れに対し、縦に大きく揺れています。窓の外を見ると、結構高い波がザブザブと窓に当たっていました。車酔い・船酔いには縁が無いはずの私ですが、このときばかりはちょっと具合が悪くなりましたのでカーペンターズのCDを聴いて気を紛らわしました。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.3

今まで帰りの船の中で起きていたことはほとんど無かったので知りませんでしたが、道中は見渡す限りの海、海、海。単調な風景にいささか飽き、眠気と疲れと軽い船酔いのため少々ボーっとしてきた頃、ようやく前方に『ドムトールン』が見えてきました。ですが、初めはそれを『ドムトールン』とは理解できず、

(あ~、何か前の方に見えるなぁ~。)

とボケ~ッとしていて・・・・・・。岸に近づくにつれ、次にはっきりと形を現してきたのは意外や『全日空ホテル』でした。(『全日空ホテル』は他の建物と比べて色がはっきりしていますのでね。近くで見ているときはともかく、遠目で見るとパーツがひとつだけ浮き出しているように見えました。)やがて船は速度を落とし、『マリンターミナル』に入港しました。

私は、長崎空港では最後の方で乗船しましたので、船の前方の席は既に埋まっていたため、奥の方の席に座っていました。着いてからも荷物を預けるものと持ち歩くものに分けるのに手間取り、周りの方々が降りてからようやく腰を上げましたので下船したのも最後でした。が、桟橋を渡り、場内ホテル受付で荷物を預けてから向かった入国口には誰もいません。・・・・・・そう、みなさんチケット売り場の窓口に鈴なりになっていたのですね。ですので、入国口に向かったのは誰よりも早かったです。

入国口でモーレンカードを提示し、「わくわくポイントカード」と「ちゅーりーじゃんけんスクラッチカード」を1枚もらい、入国します。

久しぶり・・・・・・とも言い切れない今回の帰国。(前回帰国したのは2ヶ月前ですからね。)

「ラグジュアリーツイン」を落としていなければ、当然今回の帰国はありませんでした。超割は2月末と3月始めのどちらも取れたのですが、あいにく3月初めは料理講習の仕事の方の打ち合わせ会が入っていましたので2月末の入国となりました。で、たまたまこの日に「華麗なる食の饗宴」が開催されると知り、それを目当てにやってきた次第です。

入国してすぐに、同じくその日宿泊するG夫人に

「入国しました。ご連絡お待ちしてます。」

とメールを打つと、折り返し

「お帰りなさいまし。Kuさんが昼から急遽入国されるのでお茶でもいかが?また連絡します。」

とのお返事を戴きました。

その後早速向かったのは・・・・・・『ランガダイク』(好きやねぇ~)。

陳列してある商品をざっとチェックして席につきます。そう言えば、数年前(の夏)までは結構新商品もかかっていてアンテナショップ的な役割も果たしていたようですが(どこそこで買えますので欲しい方は是非!ってな台詞の後、脱兎のごとくショップに走られた方もいらしたくらいですのでね。)最近は定番の商品ばかりでちょっと面白くないですよね。ま、それでもこうやって(多少ギャンブル気分で)安く商品が手に入るとあれば、そこそこ面白いですし文句のつけようも無いのですが。

今回は『メタモルフォーゼ』の商品のコインケースを落札します。元の値段が安いので、針も通常の\100ずつではなく\10ずつ下がっていきましたのでさほどうまみはありませんでしたが、それでも\420の品を\270で落とし、購入後にその場を離れます。

次に『アポテーク』に行きました。腱鞘炎を患っているというのに湿布と替えの包帯を忘れてきてしまったので、湿布と包帯、それと包帯をとめるテープを購入します。

randseltuliy 次に、春限定商品の「ランドセルちゅーりー」を買うために『アレキサンダー広場』を突っ切って『ボヘミアン』に向かいます。

「ランドセルちゅーりー」は赤1色で、赤いランドセルを背負って赤いチューリップを2本持ち、白いブラウスに紺のジャンパースカートを着ています(ご丁寧にも白のズロースをはいているのには笑った・・・・・・)。要るのは自分用だけですので、予想以上に可愛いのに満足して1体購入してからバス乗り場に向かい、キンデルダイクに行きました。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.4

本当は『全日空ホテル』へ行ってマイレージカードをEdy付きのものに変えようかと思っていたのですが、ふと時間を見ると、そろそろG夫人がご自宅を出発される辺りでした。未だ昼食も摂っていない私、ここでカードの手続きをしてしまったら食いっぱぐれる恐れありと判断し、移動時間の短縮のために『フィッツ』で自転車を借りることにしました。

(ひらひら落ちてくる風花はこの際無視することにして。)

『フィッツ』前で自転車の調整をしている係の方をつかまえて、一人用の自転車を借りたい旨申し出ます。それでは、と建物の中に案内していただきますと、一人用の自転車はさまざまな大きさ(もちろん子供用も)がずらりと取り揃えてありました。私が普段乗り回している自転車は26インチですので、それをお伝えするとたくさんの自転車の中から26インチのものを取り出して持ってきてくださいました。

ここでまず、お支払いをします。一人用の自転車のレンタル料金は\1000ですが、モーレン会員は20%引きの\800です。これに、保証金の\500を足した\1300を支払・・・・・・おうとしたところで、G夫人からのメールが来ました。

「これから出ます。順調なら50分くらいで到着します。」

とのことでしたので、慌てて支払いを済ませ、自転車に飛び乗りました。

ところがこの時、あまりにも慌てていたもので、腱鞘炎を患っている左手を思いっきりハンドルにぶつけてしまいました。折からの寒さに少々しびれも出てきたので、両手を使わなければならないメニューは食べられません。で、『ロード・レーウ』なら片手で食べられるメニューもありますので申し分ないだろう、と自転車を走らせました。

『ロード・レーウ』前に自転車を止め、店内に入りますと、1300近い時刻にもかかわらず店内には空いている席もいくつか見られました。この様子にいささかがっかりもしつつ、でもすんなりと席につけたことにほっとしながら

「すみません。」

「はい。」

「ビーフストロガノフください。」

「お飲み物はよろしかったですか?」

「今回はいいです。」

・・・・・・一応これでも怪我人ですから昼間からのアルコールは遠慮して(大抵はグラスワインがお供につきます。それも2杯戴くことがほとんどですね。)注文しました。

ほどなく、「牛フィレ肉のビーフストロガノフ」が来ました。何度と無く食べているメニューですので普段でしたら口にはしないでしょうが(それより「ステーキランチ」が食べたかったなぁ・・・・・・)今回は左手が使えませんのでいたしかたありません。が、変わらぬいつもの味を口にしていますと、どうも物足りなさが残ります。ですので近くを通りかかった方を呼び止め、

「グラスワイン追加していただけますか?」

「赤と白、どちらになさいますか?」

「あ、白で。」

・・・・・・結局いつものパターンに戻ってしまいました・・・・・・

食事後、ビネンスタッドのインフォメーションセンターに行き、翌日の高速船を予約します。それから『フィッツ』へ戻り、自転車を返却して保証金の\500を受け取ってから入国口へG夫人をお迎えに行きました。

入国口を入ってすぐのところにありますベンチに腰掛け、湿布を換えて包帯を巻き直していると、G夫人が向こうから歩いてこられました。〔ハーレムメッセンジャー〕のCDをダビングしたカセットテープ(お嬢さんの車はカセット専用のステレオなんだそうで・・・・・・)をお渡ししてから少しお話をして、『ホテルヨーロッパ』の専用クルーザーに乗るべく『カナルステーション』へと向かいます。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.5

ゲートを潜ってすぐのところにあります『ウェルカム花壇』。そこには、クマさんの形に刈り込んだ(と言うよりも菊人形のような感じで型を作った)植木(?)がありました。で、これの目と鼻のところには何やら黒い円形のものが埋め込まれているのですが、長鼻のせいかこれが異様に目立ちます。

「何かこれ、可愛くない。」

「・・・・・・ちょっとこの鼻目立ちすぎですよね・・・・・・」

「これならクリスマスのときのツリーの方が可愛くて良かったよ。」

えー、妙に辛口なこのやり取りですが、決してHTBを悪く言おうとして載せた訳ではありません。これもひとえにHTBを愛するがため、・・・・・・つまり、もう少し目と鼻は小さい方が可愛いかな、と。ここまで大きいと可愛いのを通り越してちょっと・・・・・・という領域に入りそうですし、気の小さいお子さんでしたらびびるか泣くかしそうでしたし。

この後『ナイアンローデ城』を通り抜け、『リンダ』にさしかかろうというところで

「すみません。アンケートにご協力いただけますか?」

と呼び止められ、用紙がスッと目の前に出て来ました。条件反射でパッと受け取ったところで隣を歩いていたG夫人、

「私も用紙もらえますか?」

「あ、そちらに机ありますんで、こちらでどうぞ。」

と『スキポール』前に設置された机のところに誘導されました。

このアンケートはHTB関係者ではなく地元の大学生が取っていたものらしく、「○○大学△△研究室」との記載がありました。が、内容は何処かの旅行社がとっているアンケートと似たり寄ったりで

「ハウステンボスには何回くらい来ましたか?」

「今日はどちらから来ましたか?」

「お泊りはどちらですか?」

などという質問事項の数々・・・・・・。

2人ともついぞ無いくらい真面目になって書き込みだしまして、先にさっさと書き終えたG夫人、

「その辺りブラブラしてるから。」

と、お礼のノート(『メタモルフォーゼ』のB5版ノートです。表紙の色は青と白があり、G夫人は人気の青、私は白を戴きました。)をもらって一足先にそこを離れてしまいました。私はいつもながらの長い文章をもたもたダラダラと細かい字で書きたくりました。

「寒いのにありがとうございます。」

「そちらの方が大変でしょう。さっきまで雪降ってましたし。」

「ええ、まぁ・・・・・・」

などとしゃべりながらようやく書き終え(器用な真似しますねぇ~)ノートを戴いて辺りを見回しましたが、先に席を立ったG夫人が見つかりません。仕方なしに携帯に電話をかけ、

「もしもし。」

「はい?」

「今アンケート書き終わったんですけど、Gさん今どこですか?」

「私?『リンダ』の中。」

「じゃ、今から行きます。」

「私が行くわよ。」

・・・・・・ここで中に入るとすれ違いそうなイヤーな予感がしましたもので、『スキポール』側のドアの近くにいると(但しドアは半分開いておりました。)ぐるりと周囲を回ってG夫人がこちらに来られ、合流しました。

時間を見ると1350に程近い時刻。チェックインはまだですが「ホテル専用カナルクルーザー」には乗れる時間ですので、『カナルステーション』へ行ってホテルのIDカードを提示し、クルーザーに乗り込みました。私たち2人が乗ったところで、ちょうど時間だったのかクルーザーは2人の貸切状態で動き出しました。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.6

『ホテルヨーロッパ専用クルーザー』では、船長さんが

「ようこそ、いらっしゃいませ。」

とご挨拶をしてくださいました。そのまま、船はゆるゆると動いていきます。

クルーザーの中では、おしゃべりな2人が黙って座っているはずも無くあれこれとペチャクチャさえずりながらの道中です。

chibaさん、ブログは?作んないの?」

(この問いは、実のところクリスマスのオフ会のときにも出てきた問いでした。M氏など

「自分のブログの1頁あげるから・・・・・・」

とまで仰っておられたのですが、M氏のブログは閲覧者多いですからねぇ・・・・・・。)

根性なしの私にはブログを運営できる自信などありませんでしたので

「いやあ、ブログはねぇ・・・・・・。忙しいし、根性ないし・・・・・・。」

「私だって作ってるのに・・・・・・」

「だって、記事の更新とか大変でしょ?」

「でも、毎日更新してるわけじゃないわよ。さすがにそれは無理だし・・・・・・」

この場はこれでお茶を濁して話を終わりにしていました。その後、まさか本当にブログを作ることになろうとは思いもよらず・・・・・・。(って言っても備忘録ですけど、コレ。)

あれこれお話をしているうちに、『ホテルヨーロッパ』のボンツーンに到着しました。

船を舫ってくれたのは制服を着たベルボーイさんです。船を下りると

「いらっしゃいませ。」

と、最敬礼でお出迎えしてくれました。

まだチェックインできる時間まで間がありましたので、G夫人がお持ちの「チョキ」をピンバッチに交換するべく『ボヘミアン』へ行きました。この旅行の何日か前にG夫人がご自身のブログで書き込まれていた「チョキ」3枚を未だに交換していない、とのことでしたのでね。

(ここで書いている「チョキ」ですが、これは「ちゅーりージャンケンスクラッチ」の出目のことです。このスクラッチカードでちゅーりーが出しているのは必ず「パー」ですので、当たりは「チョキ」、外れは「グー」、ラッキーカードが「トラベルマン」です。「チョキ」でピンバッチ1ヶと交換、『トラベルマン』ですと\1000分のお食事券となります。)

『ボヘミアン』のレジで、「チョキ」3枚をお渡しし、かごにたくさん入ったちゅーりーピンバッチから3ヶを選んで外へ出ます。

そろそろ時間も良いだろう、と『ホテルヨーロッパ』へ戻り、チェックインします。

私の場合、一応ペア宿泊券でしたので

「お2人さまですよね?」

「あ、すみません、同行者にフラれまして・・・・・・」

とお答えし(別に恋愛関係のフラれた、というのとは訳が違いまして、ただ単に誰も乗ってこなかったと言う程度の言葉だったんですけどね。(そのうちの1人は誰あろうG夫人です。)フロントの方は何ともビミョ~な表情をされていて・・・・・・)1人での宿泊との旨告げます。もともと2人宿泊とのことで用意していただいていたのでしょう、朝食券も2枚ありました。

「ご朝食は『デ・アドミラル』でよろしかったですか?」

「えーっと、ちょっと決めかねておりまして・・・・・・」

「それでしたら、この券で『アンカーズラウンジ』もお使いいただけますのでお好きな方でどうぞ。」

と、取り計らっていただきました。(本来は朝食なしのプランだったのですが、朝食を食べたい、との希望を事前に問い合わせと言う形でお伝えしていたため用意していただいていたのでしょうか?)

それからお預けしていた荷物をベルボーイさんに運んでいただき、宿泊する「ラグジュアリーツイン」の部屋まで案内していただきました。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.7

部屋は、『ドムトールン』正面の233号室です。(ちなみにG夫人は235号室でした。)

初めて見た「ラグジュアリーツイン」、本当に広い立派な部屋でした。

まず、入ったところには大きなクロゼットがあります。クロゼットは、開けると中で照明がつくようになっています。ハンガーも34本ずつ2組用意されていました。(ちなみに、バスローブやパジャマもここに入っていました。)隣には、荷物を置ける台(引き出しつき)がありました。

右手に曲がったところには、洗面台がありました。これの横に付いていたドレッサーの台もちょっとした書き物が出来るくらい広かったです。この台の上に小さなかごがあり、アメニティが入っていました。ドライヤーはそばに置かれたラックの中にありました。

お風呂場は、洗面台の方に入ってすぐの右手にあります。まず、シャワーの付いた広めの湯船がありました。(もったいないことに結局使わなかったのですが・・・・・・)洗い場(?)の奥には、ここにも洗面台が付いていました。また、左手にはガラスの扉があり、結構な広さのシャワールームが別にありました。

洗面台の奥はトイレです。当然(?)のことながら暖房便座、ウォシュレットつきです。スペースも広く、ゆっくり座ってもまだまだ余りそうです。

で、奥に行くとようやく部屋です。ベッドは、セミダブルサイズが2ヶ。(ツインルームですからねぇ・・・・・・2ヶ、というのは当たり前ですが。)入ってすぐの右手にあります。左手にはミニバーとテレビが置いてありました。ミニバーにはアルコール類(ビールなど)やソフトドリンクがありました。また、栓抜きやコルク抜きなども常備してあり、アルコールとつまみを場内で購入して持ち込めばちょっとした宴会も出来そうです。で、入ってすぐに目に付くのが円形のダイニングテーブル。ルームサービスをお願いするとこちらでセッティングしてくれるのでしょう。その隣の部屋の中央には小さいテーブルとソファーがありました。(このテーブルの上に灰皿とマッチが用意してありました。)で、その隣(やっと壁際・・・・・・)にはライティングデスクが。ここに、「ホテルのご案内」や「ルームサービスのメニュー」などが置いてありました。

部屋の最奥のカーテンを開けると、目の前に『ドムトールン』がそびえ立ち、下を『カナルクルーザー』がゆったりと進んでいきます。本当にいい部屋です。何でもそろってるし、景色は良いし、ゆったり出来るし・・・・・・。

ただ、私にはひとつだけ不満がありました。それは

「この部屋広すぎる!」

って、罰当たりですねぇ。これ、本当にG夫人とKu氏(このあと『アンカーズラウンジ』で合流しました。)に言った台詞です。

体の面積は広い私ですが、背は低いので、手足は短いのです。そのため、カーテンを開けるだけでも向こうまで歩かなければならない(と言いたくなるほど広い)部屋はそう好きな方ではありません。「ラグジュアリーツイン」を落としておいて何を言うか、と言われそうですが、実は本当に狙っていたのは「スタンダードツイン」の方でして、「ラグジュアリーツイン」は話の種と運試しで参加しただけだったのです。(怒られそうなこと言ってるなぁ・・・・・・)

この後でG夫人のお部屋にお邪魔したとき

「私、こっちの方が良いなぁ。」

「じゃ、交換する?」

「良いですよ。」

「うそうそ、冗談よ。」

・・・・・・私はあながち冗談でもなかったのですが・・・・・・

さて、部屋に荷物を置いて、当座入用な財布などを小さいバッグに入れると、それを持って部屋を出てKu氏との合流地点であります『アンカーズラウンジ』に向かいます。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.8

さて、『アンカーズラウンジ』に着くと、係の方がやってきて

「申し訳ありません。本日は『食の饗宴』が開催されるため、ティータイムは4時までとなっておりますが、それでもよろしいでしょうか?」

「はい、構いません。」

「それではこちらへどうぞ。」

と、窓際の席に腰を下ろした2人。とりあえず持ってきていただいたメニューを覗き込み

「何にしよう・・・・・・「ケーキセット」いこうかなぁ?」

「ケーキって・・・・・・これからフルコース食べるんですよ?」

「大丈夫よ。まだ時間あるし。」

「時間あるって・・・・・あと3時間くらいしかありませんってば!Mさんのブログだと結構量ありましたって!」

「じゃあ・・・・・・止めとこっか。」

と、「ケーキセット」を食べたかったG夫人ですが、私の強硬な反対によりしぶしぶ断念してドリンクのみを注文。(何でしたっけね?このとき召し上がったの。)私はと言うと、メニューにカクテルがあるのを目ざとく発見し、

「えーっと、「カンパリ」お願いします。」

「はい、「カンパリ」・・・・・・は、いかがいたしましょうか?」

「あ、えーと、ソーダで。」

「かしこまりました。」

・・・・・・メニューには「カンパリソーダ」ってしっかり書かれてたんで「カンパリ」としか言わなかったんですけどねぇ。頼めば「カンパリオレンジ」とか「カンパリグレープフルーツ」なんかも出てきたのかしらん?

2人が頼んだ飲み物は間もなく来ましたが、Ku氏がなかなか見えません。

「遅いなぁ・・・・・・。どこにいるんだろ?」

と、G夫人携帯を取り出してKu氏にメール。やがて来た返事を見て

「もうすぐ来るって。」

それから10分もしないうちにKu氏が見えました。

Ku氏は、この日は半休を取って入国され、翌日は朝からバルーンのイベントでよそにお出かけになるとか。ですので

「夜の部も来るんでしょ?」

「勘弁してよ。明日早いんだから。」

「だってchibaさん久しぶり(?)に来てるのよ!(他人をダシにしなさんな・・・・・・)」

「だから今来たんじゃない。(ご尤もです。)」

さて、Ku氏は新しい(小さい)デジカメをその場でお披露目、

「これ、本体よりメモリーが高くてねぇ・・・・・・」

なんでもYahoo!のオークションでようやく出物が手に入ったとか。で、そのカメラを持って早速向かったのが私の部屋でした。

もちろんG夫人もデジカメを持っていましたので、やれやれとタバコに火をつけた私やそのあたりに座ったKu氏を

「どいてどいて!」

と追い立て、2人はカメラと灰皿を持って部屋のあちこちをうろうろ・・・・・・。気が済むまで撮影し、ようやく『饗宴』の衣装に着替えに行ったG夫人を見送った後、Ku氏はしみじみ

「あの人・・・・・・うちの奥さんと同い年なんだよなぁ・・・・・・」

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.9

「そう言えばさぁ・・・・・・」

「はい?」

「俺、chibaさんのアドレス知らないんだよね。教えてよ。」

そうなんです。私、ついうっかりしてKu氏にアドレスをお知らせするのを忘れていたんです。

(何を今更、ですけどね・・・・・・。)

「どれがいいですか?(私はパソコンのアドレスを2つ、それと携帯のアドレスを持っていますので。)」

「ここで連絡取るだけだからね。携帯のアドレスでいいよ。」

ということでしたので、携帯のアドレスを(携帯の画面に表示して)お知らせしました。

「名前はいいですか?○○の○○ちゃんですけど。」

「それくらいは知ってるよ。」

他にも、四方山話を色々(翌日がKu氏の奥様の誕生日で、バルーンのイベントの後でHTBに入国されてお食事をなさるなど)していると私の携帯が鳴り、G夫人より

「きがえました。」

とのメールが。で、私も

「はいはい。」

とお返事をします。(何てやり取りだ、とお思いでしょうが、これは原文のままのやり取りです。)

では、とKu氏はG夫人のお部屋に行き、その間に私も着替えをします。(それまで着ていたのはセーターにジーンズですからねぇ・・・・・・。さすがにそのままで『食の饗宴』に行くわけにもいきませんでしたし。)今回『食の饗宴』用に用意したのは、出張のときに来ているスーツ風のアンサンブルです。さすがに大げさな衣装を抱えて千葉から長崎に移動するのもしんどかったですからね。他の衣装ですぐに用意できるのはと言えば、卒業式のときに着ている黒フォーマルくらいでしたので。

さて、着替えが済んだところでG夫人のお部屋に行き、そのまま下に下ります。で、ボンツーンのところでKu氏に写真を撮っていただき、それから、『アンカーズラウンジ』の入り口前に設置された『食の饗宴』の受付に向かいました。

受付に行く途中、Ku氏がどなたかに呼び止められました。で、呼んでいるのでそちらに向かうとKu氏、可愛らしい女性とお話しておられました。で、そちらに歩いて行くと

「紹介するね。MLMaさん。Maさん、こちらは○○さん。」

とのことで、ML常連のMa嬢をご紹介いただきました。

「はじめまして。Maです。」

「はじめまして。○○です。」

「○○さん・・・・・・ひょっとして、chibaさんですか?」

「はい、そうです。」

chibaさんって・・・・・・もしかして同業者ですか?」

「あ、やっぱりそうですよね。私も何となくそうじゃないかな、と・・・・・・。」

と、その場はそれだけのやり取りで終わりました。聞けば、同じくML常連のS嬢とご一緒にこちらに来られたのだとか。

「じゃ、また後ほど・・・・・・。」

と、その場を離れます。

さて、『食の饗宴』の受付を済ませた私とG夫人、『レンブラントホール』に案内されるまでの間ということで、先程Ku氏とお茶していた席に案内され、間もなく食前の飲み物とオードブルが運ばれてきました。私はジントニックを戴き、G夫人はウーロン茶と生ハムメロンのオードブル。ここで、G夫人のご機嫌が目立って悪くなってきました。

「こんな小さいのだけじゃ足りない!」

「・・・・・・Gさん、もう少しでお食事ですから、ねっ。フルコースが待ってますよ。」

・・・・・・いえ、30分も経たないうちに案内されたんですけどね・・・・・・

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.10

『レンブラントホール』のG夫人と私の席は、G夫人が前もってお願いしてくださっていたので同じテーブルの向かい合わせに用意して戴いてありました。そこは4人掛けのテーブルで、同じテーブルには上品な年配のご婦人(この方々もお友達同士のような感じでした。)が着いておられました。私たちの席は舞台に向かって右側の方の席で、私から見て正面(G夫人からですと背中側)に大きな白いカーテンがかかった壁がありました。

テーブルには、カトラリーの他にフィンガーボウルが用意されていました。それを見たG夫人、

chibaさん、指何本?」

「はい?」

「コレ(フィンガーボウル)で指何本洗うの?」

「何本って・・・・・・使った指をすすげばいいんですよ。」

「だからさ、こういうの指何本使うの?」

「えーっと、大抵は3本ぐらいで何とかなるんじゃないかな・・・・・・。第一こんな小さいので手全体を洗えるわけじゃないですからね。」

・・・・・・今から思えば漫才みたいなやり取りですね・・・・・・

さて、この『華麗なる食の饗宴』ですが、すぐにお食事が運ばれてくる訳ではなく、最初にセレモニーがあります。まず、参加者全員が席に着いた頃を見計らって(大人数が席に着くわけですから、それだけでも結構な時間がかかります。開始時刻は1800~となっていましたが、この時間は開場時間と考えて差し支えないのではないでしょうか?セレモニーが始まったのは実に180015分以上過ぎた時刻でした。

まず、司会の女性が開演を告げ、盛大な拍手で迎えられた(拍手をしていたのはもちろん参加していたお客さんです。が、そのとき私は、ちょうど患っていた腱鞘炎とがっちり巻いた包帯をを理由・・・・・・というか隠れ蓑にして、拍手もそこそこに切り上げてお2人のシェフをじいっと見ていました。)上柿本勝名誉総料理長と、箱根のオーベルジュ『オー・ミラドー』の勝又登オーナーシェフが客席を回るようにして『レンブラントホール』入り口から入場されます。

2人のシェフが舞台に上ると、それぞれの略歴が司会の女性によって披露され、まずは上柿本名誉総料理長のご挨拶があり、次いで勝又シェフのご挨拶と上柿本名誉総料理長との交友関係のお話がありました。聞けば、お2人とも修行時代からのご友人だったとのことで、なかなかに興味深いお話だったのですが、ふと前を見るとG夫人の空腹もピークに達してきた様子。

「長いなぁ・・・・・・。まだかなぁ・・・・・・。」

「もうすぐですよ、もうすぐ。」

と小声でぼそぼそ話していると(それにしても、我々こんな風に小声でぼそぼそ、ってパターンが多いですねぇ。夏旅行のときも『ランガダイク』のオークショニアのかたを見ながら「この人がK嬢のクリスマスレポートに出てきた人だ」とか何とかひそひそぼそぼそ話してたりしましたからね。)ようやくご挨拶が終わり、再度の盛大な拍手とともに(そのとき私はちょうど患っていた腱鞘炎とがっちり巻いた包帯を・・・・・・以下同文。だって、この時は本当に痛くて痺れてたんだもの・・・・・・。)お2人ががっちりと握手をされ、舞台を降りると司会の女性が高らかに『食の饗宴』の開演を告げました。で、このときほぼ1900。開演と同時に壁の白いカーテンが開き、レンブラントの「夜警」が姿を現しました。

(このとき、G夫人は「私いっつも「夜警」背中にしてて見えないのよねぇ。」とぼやいておられました・・・・・・。)

ここでようやく料理が運ばれてきます。で、G夫人

「ここで撮影してもいいのかなぁ?」

「大丈夫じゃないですか?ほら、向こうの方でカメラ持ってる方いらっしゃいますよ。」

「じゃ、大丈夫よね。」

とデジカメを取り出します。

chibaさんは撮影しないの?」

「それがね・・・・・・カメラ部屋に忘れてきちゃったんですよ。」

(実は、私も年の初めにデジカメを購入しておりまして、わざわざ新しいメモリーカードまで入れて持ってきていました。が、写真を撮るのも撮られるのも嫌いな私のこと、肝心なこのときにカメラを忘れてきてしまったのです。)

で、G夫人がデジカメを構えると、お隣の方も安心したように撮影を始められました。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.11

さて、今回からは『華麗なる食の饗宴』の内容をお伝えして参ります。

いつものレポートは文字だけを追っていただいておりましたが、今回はG夫人のご好意により写真を使わせていただくことが出来ました。(文中の色が変わっている語句をクリックしてください。)G夫人の素敵な写真に匹敵するレポートが書けるかは判りませんが、どうぞご覧ください。(なお、料理の紹介の項では、お2人のシェフを勝又シェフ・上柿本シェフと表記いたします。どうぞご了承ください。)

最初は前菜2品。1品目は勝又シェフの「ほろほろ鳥のスープ  トリュフ風味とそのサラダ」です。

スープは小さいガラスのスープカップに入っていました。上には泡立てたクリームがあり、冷たいクリームと熱いスープが好対照を成していました。まずはクリームの部分を口にします。泡立てた冷たいクリームがひんやりと唇に触り、柔らかい味と何ともいえない良い香りが鼻腔を刺激します。二口、三口と飲み進むにつれ、熱いスープが現れてきました。スープはそれほど塩味が利いている様子は無く(といっても結構塩を使っているようではありましたが)、むしろ鳥の味が強く出ているように思いました。鳥、と言うと、私たちが日常口にしているのは鶏ですが、安売りのブロイラーでは脂のところが何とも言えずイヤな匂いを放っていることも多いのですが、コレに関して言えばイヤな匂いは全くありませんでした。飲み終えると、細かく切ったトリュフがカップの底にわずかに残りました。実はコレがとってももったいないな、と思いまして・・・・・・。

サラダは、鳥と野菜をマヨネーズ風味のソースで和え、それをチコリの葉に載せてありました。サーブしてくれたウェイターの方が

「手で召し上がってください。」

とのことでしたので、チコリをつまんで口に運びます。マヨネーズはあまり好きではない私ですが、これは野菜が多かったためかあまりしつこくなく食べられました。

2品目は上柿本シェフの「タラバガニのブーケ マニゲット風味  佐世保魚市で水揚げされた鮃のタルト プロヴァンサル風  根セロリのピューレ キャビア添え」です。

タラバガニのブーケは、タラバガニのサラダ(あまり重くないドレッシングで和えてあったように思います。)を、円錐形を作って揚げた薄いクレープ状の皮(ですから形が崩れないようになっています)に乗せてあり、花束のように作ってありました。タラバガニはクレープ状の皮の上部にちょこんと乗せてあるだけですので、吸い込むとカニの部分だけが口に入ってきそうです。柔らかいカニの身とパリパリの皮の対比がとても面白く感じました。

鮃のタルトは、一口サイズのタルトカップにトマトソースで仕上げたヒラメを乗せて焼いたものです。甘いトマトの味が強いかとも思いましたが、噛んでいるとヒラメの旨みがじわっと口の中に広がってきました。

根セロリのピューレは、クリームスープ風に供されました。セロリの小さめの角切りが入っている以外はセロリを思わせるものは無く、とてもやさしい味でした。ほとんど余計な味付けをしていないような感じでしたが、キャビアの塩気と魚の味が利いていましたので、ちょうどバランスは取れておりましたでしょうか。とはいえ、キャビアの利き方が強くて魚の匂いもかなり強いように感じましたので、出来れば根セロリのピューレだけで味わいたかったな、とも思ったのですが・・・・・・。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.12

続いて魚料理、3品目は勝又シェフの「フォワグラと手長海老のパヴェ  フルーツのチャツネと共に」です。

一番下に緑色のソースを敷き、手長海老を並べた上にフォワグラをのせて、一番上はカラメルでバリバリに仕上げてありました。これは・・・・・・ソースの味や手長海老の甘みよりも(きっちり火を通してあったためかすこし海老が固いように思いました。・・・・・・これは日本人独特の感想でしょうか?日本人はどちらかと言うと軟らかめの食感を良し、とする傾向がありますからね。いや、これは日本人と言うよりも私の感覚ですね・・・・・・すみません。)フォワグラの味が強いように思いました。「パヴェ」というのは、上のカラメルが石畳を敷いてあるように見えるからでしょうか?(宝石の「パヴェ」が、ちょうど石畳を敷いたようなデザインのものを指すようですから。)これについては失礼ながら好き嫌いがかなりはっきりする、言ってみれば「食べる人を選ぶ(美食家を選ぶ)」メニューであったように思います。もちろん、とっても美味しかったんですけどね。(ただ、これは個人的な感想になりますが、私は甘いものが苦手ですので、カラメルの味の利いたこの料理はあまり得意な方ではなかったようです・・・・・・)

フルーツのチャツネは、細長いラスクに乗せてありました。かなり多めに供されていましたが、チャツネは結構スパイスが効いていましたので、濃い味のパヴェの格好の箸休め(口直し?)になりました。

4品目は上柿本シェフの「自家製ベーコンで巻いた五島産天然鯛のポワレ  トマトコンフィ添え」です。

先のメニューが「美食家を選ぶ」メニューであったとすれば、これは「万人受けする」メニューであったように思います。ナイフがすっと通るくらい軟らかく焼いた淡白な鯛を塩気と脂の利いたベーコンで巻いてそれぞれの足りない味を補い合って旨みを倍増させていたように思いました。鯛は、ベーコンと一緒に食べると甘みがいっそう際立っていたように思いますし、厚みのあるベーコンは鯛と一緒に食べたためかしつこさを感じることはありませんでしたし。火を通したトマトは、甘くそしてトロトロの食感で、少々塩気が強めの鯛(塩気はベーコンのものでしょうが・・・・・・・)にとてもよく合っていました。

このあたりで、G夫人、お隣のお2人の婦人を見て

「あの・・・・・・失礼ですが」

「はい。」

「ひょっとして、『クッキングスクール』のときご一緒だった方じゃありませんか?」

「ええ、そのようですね。」

・・・・・・どうやら『クッキングスクール』の最終回(ビュッフェスタイル)のときに同席しておられた方だったようです。同席の方は、

「すみません。おなか空いてたものですから周りに気付かなくて・・・・・・・」

というG夫人の言葉も笑って流してくださっていましたが・・・・・・。

『クッキングスクール』のお話を、そのとき少し伺いました。G夫人はブログなどに書かれていたところによると少々ご不満もあったようですが(その場ではおくびにも出しませんでしたが)、同席の婦人によると

「ああいうのもたまには良いわね。いろいろなものが味わえるものねぇ・・・・・・。」

ということだそうです。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.13

5品目は肉料理。勝又シェフの「仔羊のパイ包みとポテトのロンデール  ペリゴールのソースで」

です。

写真ではちょっと判りにくいのですが、仔羊のパイ包みは花の様な形に作ったじゃがいもの下にあります。サーブしてくれたウェイターの方は

「引っくり返してから召し上がってください。」

とのことでした。確かにこのままではナイフも入れにくいですし、食べにくいですからね。

ナイフとフォークを使って引っくり返すと、軟らかめのやや薄めのパイ生地に包まれた仔羊肉が現れました。肉は、羊とは言っても臭みがあるわけではなく、それどころか赤ちゃんのようなミルクの匂いがしていました。(・・・・・・多分。もう随分経ってしまいましたから定かではありませんですけどね・・・・・・)少々の胡椒が利いた感じもあったように思いますが、全体的には肉のやわらかい味がとても美味しかったです。添えてあるのは左からビーツを煮たもの、人参の甘いグラッセ(しつこいですが甘いもの嫌いの私にはやや合わない味付けでした・・・・・・。)、一番右は何でしょうね?私にはマッシュポテトのように思えたのですが・・・・・・。

ここからはデザートです。まずは6品目、上柿本シェフの「福岡産いちご“あまおう”のファルシ  赤い果実のソース添え」です。

大きないちご“あまおう”を丸くくり抜いて、クリーム(ミルクだけかな?甘かったけどシンプルな味でした。)に包んだくり抜いたいちごを詰めたものです。いや、この“あまおう”の大きくてジューシーで甘いこと!“いちごの王様”と称することもあるようですが、それに位負けしないほどのものだと思います。

甘いものが嫌いだとは言うけれど果物と和菓子の甘さは問題にしない私(とは言うものの和菓子でも甘すぎるもの、たとえば「とらや」の羊羹なんかは苦手ですけどね)。こういうデザートでしたら大歓迎です。大喜びでパクパク食べてしまいました。

7品目、最後は勝又シェフの「プラリネとりんごのデリス  カルヴァドスフレーバー  ピンクペッパーのグラスと共に」です。

チョコレートで作った円筒の中に、良い香りの洋酒の風味のする(これがカルヴァドスでしょうね。りんごで作った蒸留酒です。)ムース(かな?洋菓子は良く判らないので・・・・・・)が入っており、砕いたピンクペッパー(胡椒の未熟果です。『ロード・レーウ』のクリスマスディナーでも使われておりましたのでご紹介するのは2度目ですね。)を混ぜたアイスクリーム(これが“グラス”ですね。フランス語です。)が添えてありました。チョコレートがダメな私はムースだけをすくうようにして食べ(多少チョコレートも割りましたけど。とにかくチョコレートを口に入れないようにと頑張りましたですね、この時。)、アイスクリームを口に運びました。アイスクリームもピンクペッパーとうたっているわりには、胡椒の味はよくよく味わわなければ判りませんでしたが、結構美味しかったですよ。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.14

最後に、「かわいい小菓子」とコーヒーが供されました。

これは・・・・・・甘いもの嫌いな私のこと、

「これ・・・・・・いらない。」

「どうして?」

「甘いから。」

「大丈夫よ。ほら、これなんかグレープフルーツだからそんなに甘くないわよ。」

とG夫人になだめられながらようやくひとつだけ食べ(食事前と役割が交代しております。実を言うと「りんごのデリス」あたりからこういう会話はなされておりまして・・・・・・。おなかが空いていないG夫人と甘いものを目の前にしたワガママいっぱいの私です。)、残りは

「これしかないんじゃ喧嘩になるわねぇ・・・・・・。」

と仰ったお隣の方に

「じゃ、これどうぞどうぞ!」

と差し上げて(押し付けて?)しまいました。(^_^)

ちなみにワインですが、私が飲んだのはシャンパン1杯、白ワイン2杯(フォワグラのときに飲み干してしまったため)、赤ワイン1杯(コレ飲んでるときに残ったバターをひとかけポイッと口に放り込んだりして・・・・・・)、デザートワイン1杯です。酒好きではあるもののバリバリの日本酒&焼酎党の私、ワインの味は判りませんのです。どなたかフォローお願いします。m(_ _)m

食事が終わると、再び司会の女性とシェフお2人が登場、ステージ横にずらり並んだ景品の抽選会です。

最初にチューリップ「ハウステンボス」の抽選があります。私は、幸運にもコレに当たり(ラグジュアリーツインの宿泊券などはもういらない・・・・・・)大喜びしておりました。持って帰るのは意外と大変ではありましたが、ウチのベランダで順調(?)に育って花まで咲かせましたよ。このチューリップ。

で、最後に抽選がありました「ホテルヨーロッパ ラグジュアリーツイン宿泊券」は、若い女性(そら若いでしょう・・・・・・どう見ても中学生、いってても高校生くらいだったから。)に当たっていました。

「どなたと宿泊しますか?」

「え・・・・・・両親にプレゼントします。」

これに周りの方々が喜んだの喜ばないのって!(どっちだと思います?)

「親孝行ねぇ。」

「ホントに・・・・・・。ウチの子もこんなコト言ってくれるかしら・・・・・・?」

抽選会が終わると、シェフお2人が再び客席を回って退場です。今度は上柿本名誉総料理長が私たちのテーブルの近くを通られました。で、G夫人の側を通ったとき

「今度20日(挙式)ですね。」

などとお話しながら通って行かれました。出口のところにお2人のシェフが立ってお見送りをしていただき、G夫人はお2人と記念写真。写真嫌いの私はそそくさと通り過ぎ・・・・・・と、ここでも対照的な行動を取る2人でした。

さて、『饗宴』が終わると2人とも部屋に戻って元の服に着替え(私はセーター・ジーンズですね。)オフ会の会場である『ヴィノテーク』へ向かいました。

「目標15回」でありましたこのレポートですが、既に14回になり、15回完結は不可能となりました。ですので再度の目標変更です。目標は・・・・・・「20回未満!」(←おいおい)

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.15

『ヴィノテーク』に着くと、一番奥のテーブル席では既にM氏とF氏が談笑しておられました。

G夫人と私もそこに合流し、オフ会のスタートです。

F氏はとても穏やかな風貌の方です。また、ワインがとてもお好きなのはハタから見てもよ~く判るほどで、『食の饗宴』のワインの話をしているときは、トロ~ンととろけそうなイイ顔をしておられました。こちらでも赤ワインを召し上がっていて、話の途中でワインが無くなったのでお代わりを頼んでおられました。私が戴いたのは限定メニューの「イル・デ・フランス」。少々の甘みはありましたが、甘すぎもせず、美味しかったです。G夫人は例によってノンアルコールカクテルを注文されました。(M氏は何を召し上がってましたっけ?)

このときの話題は、ちょうど終わったばかりの『食の饗宴』が中心でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「『食の饗宴』、すごいものばっかり出てましたね。フォアグラに、キャビアに、トリュフに、・・・・・・」

Mさん、こんなに美味しいものばっかり食べてたのね!」

「美味しいものばっかりって、3度しか食べてないですよ。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「あの赤ワインはめったに飲めるものじゃないですね。美味しかったぁ!」

「そうなんですか?私には重すぎてですね・・・・・・」

「白は軽すぎて物足りなかったですね。」

「お好きな方はそうなんでしょうね。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「『根セロリのピューレ』ってあんまりセロリ、って感じじゃなかったですね。」

「『クッキングスクール』の時もそうだったわよ。」

「あのフォアグラ、上のバリバリのがちょっと邪魔でしたかね。」

「で、何が一番美味しかったですか?」

「それは・・・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

途中、Ma嬢が入ってこられ(カウンターの入り口側の一番端に席を占めておられました。)私達が席を占めていたテーブルのところまでわざわざご挨拶に来てくださいました。ご同行のS嬢も同じく『ヴィノテーク』にお出でだとのことでした。その後、差し入れとしてドライフルーツまで戴いてしまいました。このドライフルーツの中のレーズンは房ごと干したものでして、見たときには

「(こんなのもあるんだ!)」

とビックリしてしまいました。ほかにはいちごに、クランベリーに・・・・・・。

また、席上でF氏からもお土産を戴いてしまいました。神戸の『フロインドリーブ』というお店のクッキーで、こちらはパンも美味しいので評判なのだそうです。味は・・・・・・例によって両親が食べちゃいましたからねぇ・・・・・・(先日用事があって実家に帰ったときに持っていったのが運のつきでした)。

宴たけなわのときに、私はちょっと中座して手を洗いに行ったのですが、どなたもいらっしゃらないところで座った途端、強烈な眠気が襲ってきました。が、コンナトコロで眠ってしまったらどうしようもありません。必死で目を開け、『ヴィノテーク』に戻りました。

で、席に着くと、既に次の場所(日航ホテルの『カサブランカ』)へ行く話が出来上がっていました。お会計(と言うよりもチェックですね。全員場内ホテル泊まりですし・・・・・・)を済ませると、バーテンの方にお願いして『ホテルデンハーグ』の車で送っていただくよう手配して戴き(話をしてくださったのはもちろんM氏です。)、車が手配できるまでの間、スクラッチカードを戴いてスクラッチを削って確認しました。145枚あったカードのうち、F氏が2枚、私が1枚「チョキ」をゲット。M氏とG夫人は全部「グー」で、

「良く出来てますねぇ・・・・・・」とはM氏の弁。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.16

そうこうしているうちに車の手配が出来、『カザブランカ』へ移動します。

(ロビー辺りでちょっと足を止めてしまい、「ほら行くよ!!」って追い立てられて・・・・・・)

ホテルの入り口のところで、バーテンのN氏が(申し訳ないくらいに)深々と頭を下げて見送ってくれました。車が走り始めたところでG夫人に

「あの方がクリスマスレポートに出てきたNさんですよ。」

とお話しました。

さて、『カサブランカ』に到着すると、さすがに胃の重さと食べ疲れでぐったりしてしまいました。F氏とG夫人も同様で、F氏はお酒を止めてグレープフルーツジュースを注文し(ここで少々妙な知識をご披露してしまいましたね。申し訳ありませんでした。)、ノンアルコールカクテルを頼んだG夫人も少々(ホントに少々ですが)口数が少なくなっていました。唯一元気だったのはM氏です。席に着くとメニューを頼み、てきぱきと注文を取りまとめ、3人が半分眠っているうちに(おいおい)来た飲み物を差配してそれぞれの前に置いて戴き・・・・・・。

『カサブランカ』は、その名のとおり(イタリア語で「白い家」ですからね。同名の映画もあったそうですし、映画がお好きな方なら結構ご存知なのでは?)白で内装を統一してあり、とても可愛らしい感じに作ってありました。が、テーブルの上の灰皿を見ると、最近ではそうそうお目にかからなくなったようなごついガラス製の角型の灰皿です。あまりのアンバランスさに、私が手にとってしげしげと眺めていると、F氏が

「タバコ吸うんですか?」

「今は持ってきてませんから・・・・・・」

「で、吸うんですか?

「まぁ、本数はそれほど吸いませんけどね・・・・・・」

「(にこにこして)タバコは体に悪いですよ。」

・・・・・・ほっといてください・・・・・・

こちらで戴いたのは、F氏とG夫人は前述のとおり、私はやはり限定メニューの「ブーケ」、M氏は「ブーケ」「カサブランカ」「ルフティー」の3杯のカクテルです。

「ブーケ」は、グラスの周りをレースペーパーで覆うなど凝った供し方をしていましたが、味はと言うと・・・・・・甘い物嫌いの私にはちょっと苦手なくらい甘い甘いジュースでした。が、アルコールダメなG夫人はお酒がかなり入っているので、強すぎて飲めないとか。アルコールOKで甘いものが好きな女性(男性でも構わないのですが)ならばお気に入りになるのでしょうね。

他にも、M氏が頼んだ「カサブランカ」と「ルフティー」も味見をさせていただきました。どちらも牛乳を使った白いカクテルですが、白一色の「カサブランカ」に対して「ルフティー」はケーキなどに使うドレンチェリーを入れて模様が浮き出ているようにしてありました。味も、「カサブランカ」は見た目にそぐわぬサッパリ系でしたが、「ルフティー」の方はコンデンスミルクでも使ってあるのかとまごうばかりに甘く、私、あやうく吹き出しそうになりました。

話の途中でG夫人が

MさんってA(名前)みたい。」

「は?」

「?」

「いえね、知り合いにAって言うコがいるのよ。そのコみたいに真面目な顔して面白いコト言うから・・・・・・」

Aですけど。」

「え?」

「僕の名前、Aですけど。」

Mさんのお名前はAさんですよ。」

もちろんG夫人のお話していたAさんとM氏は別人です。それにしても、偶然というのは恐ろしいものですね。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.17

ふと気がつくと、周りにはほとんど人がいなくなっていました。

時計を見ると既に日付も変わっていましたので、そろそろ戻ろうか、と『カサブランカ』を出ます。

(お会計はまたMさんにお任せしてしまいましたね。ご迷惑をおかけした上に・・・・・・。本当に申し訳ありませんでした。そして、ありがとうございました。)

来るときはM氏に先導していただいたので迷うことはありませんでしたが、帰りは先に出て歩いておりましたので、曲がるところを間違えてしまってうろうろしてしまいました。実は、『カサブランカ』は日航ホテル1階の奥まったところにありますので、初めてでは少々判りにくいところにあるようです。M氏は周りのレストランのお品書きをあちこち見ながら歩いておられました。

「次の記事(ブログ)は・・・・・・」

と、研究熱心なところを発揮。(モノグサの私ではこうはいきません。さすがはMさん!)

ホテルを出て、歩いて『場内ホテル受付』へと向かいます。さすがに冬ですので冷気が肌を刺しましたが、お酒を飲んで少々火照った体には心地よい冷たさでした。

『場内ホテル受付』に着いたとき、そこにはどなたもいらっしゃいませんでした。ベルを鳴らしてしばし待ちます。このとき、

「クリスマスのとき、ここで投稿したんですよ。」

などとみなさんにお話しました。

やがて、係の方が外から入ってこられ、M氏と

「すみません。外の掃除をしていたもので・・・・・・」

「いえ、構いませんよ。ホテルへバスをお願いしたいのですが・・・・・・。」

「どちらのホテルにお泊りですか?」

「『ホテルヨーロッパ』です。」

「はい。お名前は?」

「あ、chibaです。」(ここだけ私がお答えしました。『ホテルデンハーグ』にお泊りのM氏が「Mです。」と答えるわけにもいかないかな、と思いまして。)

とやり取りをし、車を手配していただきました。車が来るまで少々時間がかかるとのことでしたので、それまでポケットに入れっぱなしで忘れていましたスクラッチカード(『ロード・レーウ』で戴いたものです。\2800のお支払いでしたが、3枚戴いていました。)をカウンターのところで削り

「あ・・・・・・」

「どうしたの?」

「“チョキ”出てきた。」

「あっそ・・・・・・ええっ!」

と、ビックリした声をあげたのはG夫人。たまたまですが3枚のうち1枚が“チョキ”でした。

その日これが2枚目の“チョキ”でしたので、

「アタシは“グー”ばっかりなのに・・・・・・」

「やっぱり良く出来てますよ。」

と、M氏からお褒め(?)の言葉を戴きました。

そうこうしているうちに、『ホテルヨーロッパ』の送迎ワゴンがやって来ました。夜も更けたこととて他に乗る方はいらっしゃいません。

で、『ホテルヨーロッパ』の前まで送っていただいたのですが、何やら見知らぬ道を通っていきました。(従業員の方々が何人もすれ違って行かれましたので、従業員用の駐車場の方を通ったのかな?)

ホテル前に到着すると、『ホテルデンハーグ』にお泊りのM氏はそこから歩いてホテルへと戻られ、私達はそのままホテルへと入りました。F氏のお部屋は私達のお部屋とは反対側でしたのでロビーで別れて、あとはG夫人とエレベーターに乗って部屋に戻りました。(前にも書きましたが、G婦人と私の部屋は同じ階にあり、G夫人はエレベーターの近くのお部屋、私はそのひとつ置いたお隣の部屋でした。)

部屋に戻ると既に100を回っており、素敵なバスルームはありましたが眠くて眠くてお風呂を入れる余裕がありません。で、シャワールームの方でシャワーを浴び、その日はさっさと寝てしまいました。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.18

さて、翌27日。

起きたのは600でした。が、前日夜が遅かったので目が覚めません。で、うとうとと2度寝をしてしまい、ちゃんと目が覚めたのは635でした。

顔を洗い、髪を梳かしてから着替えをし(私はお化粧が出来ないヒトです。肌が少々弱いので1日中ファンデーションを塗っていると顔が真っ赤になってしまうのです。ですから改まったところ、つまりお化粧をしなければ失礼になるところはさすがに何か塗りますが、遊びに行った先などではまるっきり何も塗りませんですね。)、700頃になりましたので朝食を摂りに『アンカーズラウンジ』へと向かいました。このとき、G夫人もお誘いしようかと思ったのですが、お寝みでは失礼かと思いましたので1人で行きました。

『アンカーズラウンジ』に入る前に、まずはフロントへ行きました。

ちょっと早いかな、とは思いましたが、精算(フレックスチェックアウト)をします。

「お客様、もうチェックアウトですか?」

「いえ、まだ少しはいますけど?」

「ご出発が早い訳ではないんですよね?」

・・・・・・フレックスチェックアウト勧めてるのに、ちょっと早いくらいでさぁ・・・・・・

さて、『アンカーズラウンジ』に着き、席にご案内していただいたところで早速メニューを見て回ります。

こちらでは、真ん中辺りに食べ物を置く場所がしつらえられていました。まず、入り口から見て正面には野菜と果物が置いてあり、右側にはパンと飲み物の一部、左側にはおかずとご飯類、奥(ボンツーン側)には飲み物がありました。おかずは和食・洋食のいずれもがありました。和風のおかずはキンピラごぼう・ひじきの煮物・筑前煮・魚のみりん干し・漬物と佃煮が各種、といったところでしょうか。みそ汁の具はなめこ・わかめ・葉ねぎで、赤味噌仕立てのよくあるお汁でした。また、卵料理はオムレツ(『エクセルシオール』でお馴染みの型焼き)とスクランブルエッグがあったようです。

あれこれと見て回り、ふとお隣を見ると、そこにはF氏がいらっしゃいました。

「おはようございます。」

「あ、おはようございます。」

「昨日はアレからすぐ寝ちゃいました。」

「僕もです。」

「今朝もなかなか起きられなくて・・・・・・」

「僕も、僕も。」

と、よく話の合う2人でした。(そりゃそうでしょうね。一緒に午前様やってたんですから・・・・・・)

この日私が食べたのは、「クロワッサン、ソフトパン(名前は忘れました)、オムレツ、ソーセージ、かぼちゃフライ、サラダ(海藻・キャベツ・ベビーコーン・ホワイトアスパラにゆずドレッシングをかけて)、お粥一口、牛乳」です。

お粥は『ア クールヴェール』ほどではありませんでしたが、塩味が付いていました。ほんの薄い塩味、というような感じでしたので、万人向けの程よい味付けだったのではないでしょうか?

(私は塩味が無い方が好きですので『エクセルシオール』の方が好みですが。)

ドレッシングは、やはり少々酸味が強めでしたが、『デ・アドミラル』で食べたときほどは酸味を強く感じることはありませんでした。おしょうゆ系のドレッシングですと、おしょうゆの味のおかげでそれほど気にならないのでしょうね。

食べていると、G夫人からメールが入りました。

「おなかすいたので朝ごはん食べに行きます。」

「もう食べてます。」(←おい!)

それから5分も経たないうちに、G夫人が降りてこられました。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.19

G夫人が座った席はボンツーンを背にした席、私の席とは向かい合わせです。

(ま、同じテーブルに座ったのですから当然と言えば当然ですが。)

早速食事を取りに行かれ、戻ったときのお皿を見てみると・・・・・・大きなお皿が2つ、ひとつはパンをあれこれ盛ってあり、肉類のおかずが申し訳のように添えてありました。もうひとつは・・・・・・野菜ばっかりたっぷりと盛られてありました。(“自他共に認めるパエリア好き”と称されたG夫人ですが、実は“野菜大好き”な方です。)なるほど、これでは『デ・アドミラル』ではさぞ物足りない思いをされるだろうな、とつくづく実感しました。

言い訳のように

700頃に、まだ寝てると悪いかなと思ってひとりで来ちゃったんですよ。」

と言うと、

「あら、その頃だったら起きてたわよ。」

との返事。

・・・・・・気を使ったつもりでしたが、どうやら裏目に出てしまったようです・・・・・・

ところで、こちらのブッフェの料理ですが、一部は缶詰のものや冷食で見たようなものが並んでおりましたので、それをG夫人にお話しすると

「うーん、やっぱり採算が取れなきゃ・・・・・・」

「だけど場内レストランでは“平戸産アスパラ”なんかをメニュー名に出してるところもありましたよね。それだったらせめてアスパラくらい缶詰のホワイトアスパラじゃなくてグリーンアスパラが食べたかったなぁ・・・・・・」

と、私、ブツブツ言うことひとしきり。

Fさんさっきお見かけしてお話したんですよ。」

「あら、そうなの?見えなかったなぁ。」

あとは何となくお話しながら、双方真剣に食べておりました。

で、G夫人がバナナマフィンが食べたい、とお代わりを取りに行ったのですが、時既に遅く、バナナマフィンは無くなっていたそうです。

あとは2人で食後のフルーツを取ってきて食べ、部屋に戻ります。

さて、私はこの帰国の2週間前に京都旅行(もちろん1人で)に行っていました。そこでお土産の唐辛子をあれこれ買ってきていましたので、部屋にとって返して取りに行き(荷物はあらかたまとめてありましたのでそれも抱えて)G夫人のお部屋に伺いました。

ベッドの上で店開きをし(お好みがイマイチ判らなかったのであれこれと買い込んでいましたので)お好きなものを選んでいただきます。

その後

「折角ですから自転車乗りません?」

「だけど・・・・・・」

「大丈夫!2人乗りとかだったら倒れませんから。」

「・・・・・・じゃ、どうせならFさんとMさん誘って4人乗りのに乗ろうか。」

と話が出来てしまい(後からこの話を持ち出したのを激しく後悔しましたが・・・・・・)、チェックアウトしました。

(先刻のお支払いには朝食代が入っていませんでしたので(『ランガダイク』の「ラグジュアリーツイン宿泊券」は部屋代のみの設定でした。)このときにお支払いをしました。)

で、『ホテルヨーロッパ』を出てからM氏とF氏にメールを送りました。M氏とはすんなり連絡が取れたのですが、F氏とはなかなか連絡が取れません。そのためF氏は諦め、M氏と『アレキサンダー広場』に出ていた花屋さんの屋台のところで合流して『フィッツ』へ向かいました。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.20

『フィッツ』に到着すると、2人乗り自転車は予約が入っていて借りることが出来ない、とのことでしたが、“生憎”4人乗りの自転車(ご丁寧に前に花が付けてありました)は空いているとのことでしたので、私のモーレンカードを使って手続きをし(モーレン会員は20%割引です)、自転車に乗ります。

最初は、M氏が前、G夫人と私が後ろ(ハンドルやブレーキは後ろの人が操作します)に乗りました。

順調だったのは最初の5メートルくらいでした。何故か漕いでいると左へ左へとハンドルが流れていきます。

で、隣のG夫人をふと横目で見ると、緊張のあまりハンドルをしっかりと握り締め、そのまま固まっていました。

Gさん!ハンドル握り締めないで!!」

と思わず怒鳴る私。M氏はそのとき、涼しい顔で耳をふさいで(耳に指を突っ込んで)いました。

バスチオン橋を渡るだけでも汗だくだくです。が、まさか街のど真ん中で止まってしまうわけにも行かないだろう、と、アムステル運河の「水鳥とのふれあい」のところまで行きました。

一休みしながら辺りを見ると、既にえさやり体験は終わっていました。で、係のおじさんが

「折角ですからどうぞ。」

とサンクスカードをくれました。

chibaさん、これ持って行けば?」

「いいですよ、Gさんどうぞ。私がもらっても千葉までバックレて持って行っちゃいますし。」

と大声で話をしていると(私は現場のくせでついつい大声で話をします。G夫人も(見かけによらず?)話し声はそれなりに大きな方です。)階段を上がってきたおじさんがもう1枚を私にくれました。

(すみませんでした。本当にお手数をかけまして・・・・・・)

そのままUターンして、『フィッツ』へ戻ります。(早っ!)

今度はG夫人が前に乗り、M氏と私が後ろに乗ります。

ところが、特にペダルを踏む足を合わせるわけで無し、それぞれが勝手に漕いでいるような状態でしたので、帰りもまた方向が定まりません。ふっと気を抜くと側溝にはまりそうになるし、ちょうど後ろから来たバスをよけるのにも四苦八苦し・・・・・・。

それやこれやで3時間借りられるはずの自転車を30分で返してしまい、『フィッツ』の方には

「もうよろしいんですか!?」

「・・・・・・はい、もう充分です・・・・・・」

次は自分ひとり以外では決して乗るまい、と心に固く誓ったことでありました。

自転車体験が早々に終わったため、雑技団の公演までほんの少々時間が余りました。で、

「“チョコレートの滝”の写真が取りたい。」

との私のワガママにより、『チョコレートハウス』へ。

さっそく“チョコレートの滝”の写真を撮ろうとしましたが、デジカメを確認していなかったため、電池切れでした。で、『キャラクターギャラリー』まで電池を買いに行き、何とか写真を撮ってから『チーズワーフ』(でしたっけ?)の一角で小物を選んでいたG夫人と合流して『ユトレヒトプラザ』へ徒歩で向かいました。

途中私はお2人と別れて『バタビア』へ行き、ビスクキューピーの『シェフ』を購入しました。

いつものお姉さんはいらっしゃらなかったようですが、前に相手をしてくれた若い方がいらっしゃって

「いつもご購入される方なんですよね。」

などとお話したのはまた別の話で・・・・・・。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.21

『ユトレヒトプラザ』に到着したとき、客席はほぼ満杯の状態でした。

左寄りの最後列の席にM氏、そのすぐ前の席にG夫人が座っていました。で、私もG夫人の前の席に腰を下ろします。

私が到着したときには、シャンパングラスを使ったバランスの演技が行われていました。さまざまなポーズをとりながら、手に、頭に、そして上げた足にもグラスを満載したトレイを乗せていきます。そのバランスの取り方の絶妙さにも目を奪われましたが(重いだけじゃなくて割れますからね、落とすと)、何といっても特筆すべきはそのポージング。その柔軟さには

「あの人、(体に)骨が入ってない!」

と、まるでコドモの感想のようなことを本気で口走ってしまったものです。

続いて中国独楽の演技。

見知った日本の独楽とは違う回し方を見ていると、次々に他の方との独楽のやったり取ったりを始めます。飛び交う独楽と、それを見事にキャッチするその手さばきに思わず拍手をしていました。12人くらいならともかく、5人もの人が一斉に独楽を回し、演技をするさまは本当に圧倒されるものでした。

次は吊革の演技です。

吊革、とは言っても電車に吊るしてあるアレではなく、革紐がただダランとぶら下がっているだけのものです。それを、器用に腕に巻いて演技をしています。これは腕力がいるので当然男性が演技をしているのですが、見ていると器械体操の吊り輪の演技と同じようなものもたくさんありました。(十字懸垂など、それなりの難度の演技も楽々こなしていたように思います。)

こういうものを見ていると、中国の器械体操のチームがオリンピックなどの競技大会で上位を占めるのもなるほどと頷けるものでした。

最後に自転車の演技が繰り広げられました。

たった今自転車に乗ってきた(ただし珍道中)ばかりでしたので、その素晴しい演技の数々には思わず見惚れてしまいました。あんな狭い舞台の上でよくぞあれだけ走り回り、助走をつけた演技が出来るものだと思ったものです。(演技中に助走をつけ、漕がずにポーズを決めるシーンもたくさんありましたので。)

全体を見終わっての感想は、

「これは楽しみにしてる人が多いわけだワ・・・・・・」

というものです。

料金を払わず、只で見られるイベント(入場料は当然必要ですが・・・・・・)というのがHTBには多いのですが、その中でも白眉のひとつに入るイベント、ということが言えると思いました。

(他には「ウォータースキーショー」「フラメンコ」「ゴスペル」「Club Tropicana」などを挙げることが出来ましょうね。)

また、このイベントの司会は『ランガダイク』のオークショニアさん(この方がひょっとしたら一番オークショニアさんの中では知られてるんじゃないかなぁ・・・・・・。『ランガダイク』の呼び込みの放送もこの方の声だし)でした。長い髪をお団子2つにまとめ、チャイナドレスを着て中国風の雰囲気を出していました。・・・・・・道理で『ランガダイク』では見かけなかった筈です。

このあとは『ピノキオ』での第二弾オフ会です。M氏は席を確保してくださるために、自転車の演技の頃に『ユトレヒトプラザ』を離れていました。で、G夫人は「いちご大福」を購入すべく『中の茶屋』へ向かってくださいましたので、私1人で『ピノキオ』に向かいました。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.22

『ピノキオ』に到着すると、中央付近のやや奥よりの席にM氏とF氏が腰を下ろし、ビールのグラス片手に談笑していました。その様子がなんとなく前日の『ヴィノテーク』と重なって見えました。

(座っているポジションも前日と同じような感じでしたのでね。)

テーブルには、既に「前菜の3種盛り合わせ」が来ていました。お店の方が注文をとりに見えましたので、ビールの苦手な私は「アペロール」という食前酒を注文します。

「アペロール」は、鮮やかなオレンジレッドのカクテルでした。飲んでみると、ピンクグレープフルーツのジュースをそのままお酒にしたような感じで、その色に反して全く甘いとは感じませんでした。サッパリ系好きで甘い物嫌いの私にはとても美味しかったです。

前菜は、クリーム系のソースで和えたペンネ・ナスのコンフィ(多分)・サルサソースの如きものを使ったと思しき野菜の3種類でした。

ナスは、油脂とてもよく合う野菜です。前菜で出てきたこのナスも、油をほど良く吸ってとろとろにとろけるような食感になっていました。味もそれほど強すぎないので、ナス自身の甘みや美味しい味がとてもよく出ていたように思います。

ペンネは、生クリームと紛うばかりの優しい優しい味でした。要するに香辛料がごくごく軽く使ってあるといった感じですね。ですから、他の料理を良く引き立てていたのではないでしょうか?

他の2種類とは対照的に、もう一品の前菜は味がとても強かったです。サルサソース、というよりもトマトソースにカイエンペッパー(ペッパーという名前がついていますがこれは唐辛子の粉末です。英単語では香辛料(辛いもの)に往々にして「ペッパー」と名付けることがありますね。)を使ったかのように辛い味付けがしてありました。・・・・・・火を噴くほどではありませんでしたけどね。他の料理がとても優しい味だったため、辛さが一層増したような気がしたのでしょう。これは、お酒のアテにちょうど良い味付けでした。

食前酒を飲み、前菜をつつきながらたった今見たばかりの「雑技団」のことなどを話題にしているところへG夫人が「いちご大福」を抱えて『ピノキオ』に入ってこられました。

Fさん、メール見た?」

「メール、ですか。ちょっと待ってください。・・・・・・あれ、こんなに入ってたんだ!」

「大変だったのよ!自転車(-_-)アタシずっと怒られてたし!!」

「・・・・・・すみません。これ、こっちから見に行かないといけないアドレスなもので・・・・・・」

よくよく聞いてみると、パソコンの方に送信されるアドレスだったので(つまり直接携帯の方に送信される訳ではないので)わざわざ見に行かなければならないのだとか。私も別にG夫人のことを怒っていた訳ではないのですが、私も声が大きいですからねぇ・・・・・・。そのためかG夫人は延々とF氏に愚痴り始めました。

「ごめんなさい・・・・・・」

と、F氏は大きい体を小さくしておられ・・・・・・。

全員がそろったので、と料理を注文します。

とりあえず頼んだのは「平戸産アスパラとアサリのスパゲティ」と「平戸産アスパラとエビのピザ」です。季節のメニューとして大々的に宣伝しているメニューですので、まあ、よく出るのでしょう。ほどなくしてスパゲティとピザが来ました。

スパゲティは、アサリのダシがとてもよく利いていました。やや塩気が強いような気がしましたが、このくらいの塩気が無いとかえってアサリのダシに負けてしまうのではないかな、と思われるくらいでしたので全体のバランスとしてはちょうどよい味付けのように思いました。トマトやらクリームやらの味付けではなく、本当にダシと塩・コショウだけの味付け(ボンゴレ・ビアンコを思い浮かべていただきますと近いと思いますが、アスパラの味も結構ありましたのでそのものズバリでは無いですね。)でしたので、アサリの美味しいダシとアスパラの甘みがほど良くマッチしていたと思います。

ピザは、アスパラがその味を存分に楽しめるほどたくさん乗っていました。やわらかくて甘いアスパラと、殻ごとのエビの食感の対比がとても面白かったです。それをチーズの塩気がまとめた味付けで、これも本当に美味しいと思いました。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.23

「僕、Mさんを本当に女性だと思ってたんですよ。」

「そうですかぁ?普通、女性は“nonbe”なんてHN付けないでしょ?」

「でもね、言葉の使い方とか内容が結構女性っぽく感じたんですよね。」

「じゃあ、やっぱりMさんは女装して来なきゃいけなかったんじゃない?」

「そうそう、例の『OP』のママさんとパパさんにご協力依頼して。」

「あのね・・・・・・今はそんな風に言ってるけどね、本当に俺が女装して来たらあなたたち多分引くよ!」

「(多分じゃなく絶対引くだろう・・・・・・)ま、そのときは別のテーブルでお食事していただくとして。」

「そうそう。あのピノキオと同じテーブルに行ってもらって。」

ご承知のとおり『ピノキオ』のほぼ中央には、大人の等身大くらいのピノキオ人形が座っているテーブルがあります。我々のテーブルはピノキオ人形のテーブルのすぐ近く(隣と言ってもいいくらい)でしたので、そのテーブルを指して口々にM氏に・・・・・・。M氏は苦笑いをしながらビールを飲んでおられました。(その節は申し訳ありませんでした。)

F氏を除く3人は、自転車のことに話題が行かないように行かないようにと気を使いながらお話をしていたつもりでした。が、その雰囲気を察していたのか察しきれないのか

「で、自転車はどうでした?」

と、自ら話を振るF氏。また、

「メルアドやっぱり変えたほうが良いですかねぇ?」

と(こともあろうに)G夫人に相談するF氏。そのたびにG夫人に

「大変だったわよ!」

と責められ、身を縮こまらせているのを見て

「(Fさん墓穴掘りまくり・・・・・・)」

と思ったのは多分私だけではないでしょう。M氏をいじりまくった会話の他はほとんどその話に持っていくんだもの・・・・・・。

さて、料理の方ですが、ピザ1枚とパスタだけでは、いくら量が多いとは言え4人には少なすぎました。で、

「何頼みましょうか?」

「そうですね・・・・・・滅多にお出でにならないし、Fさん、お好きなものを注文してくださいよ。」

「そうですか?じゃあ・・・・・・」

と、追加で注文したのは「ゴルゴンゾーラのピザ」です。F氏はチーズがお好きなので、チーズがたくさん食べられそうなもの、としてのチョイスです。

来たものを見て少々驚きましたですね、私は。クラストには本当にゴルゴンゾーラチーズしか乗っていなかったのです。まさしくコレはチーズを味わうピザだな、と思いました。美味しかったんですけどね。で、ピザは8切れに切ってあったのですがG夫人がそれぞれひと切れずつしか食べないんですよ。F氏とM氏はふた切れずつ(ある意味ノルマ?)を食べ、私は仕方が無いので3切れずつ食べました。その分パスタが入りませんでしたので(本当に味を見るくらいしか食べなかったような・・・・・・)残ったパスタはF氏に食べていただきました。

食事が終わっていよいよデザート、と言うところで

「僕、「イチゴボスコ」が食べたいなぁ。」

というF氏のご要望があり、それなら・・・・・・と会計を済ませて『ピノキオ』を出ました。

出入り口のところには、あいも変わらず行列が出来ていました。M氏がお会計をしてくださっている間に我々が食べていたテーブルが手際よくササッと片付けられ、次のお客さんが入っていくのが見えました。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.24

『パティスリー』に一行が到着したとき、中はそれなりに込んではいましたがちょうど空席がありましたので待つことなく着席しました。

持ってきて戴いたメニューを見て

「何にしますか?」

Fさんは「イチゴボスコ」で決まりだから・・・・・・」

「私、この「苺のレアチーズ」にしようかなぁ・・・・・・」

「あ、それは前に食べたけど普通のレアチーズだったよ。」

「う~ん、じゃあ・・・・・・」

「それじゃ、私は・・・・・・」

などと検討した結果、F氏は念願の「イチゴボスコ」、M氏が「ベリーベリーパフェ」、G夫人が「モンテベリー」、私が「スリーベリータルト」を注文しました。で、このとき食べ過ぎで胃が重かった私、飲み物は健胃効果がある「ペパーミントティー」を注文しました。(どなたでしたっけね?このとき「チューリップティー」を注文したの。)

さて、注文したものが来ると、早速撮影タイムとばかりにM氏はカメラを取り出します。

「あ、「イチゴボスコ」は前に撮りましたからいいですよ。」

「じゃあコレ、どんな角度がいいかしら?」

「そうですねぇ。フォークをここに置いてみて、と・・・・・・」

などと言いながら「ベリーベリーパフェ」「モンテベリー」「スリーベリータルト」を、角度を変えながら何枚か撮りました。で、さあ食べようかと向き直ると

「あら、Fさん早~い!」

撮影をしなかった「イチゴボスコ」は、他の3人が向き直って食べようとしたときには既に原形をとどめておらず、どう少なく見積もっても7割がたは食べられてしまっていました。お皿に残っていたのはイチゴの数切れと中のブリュレが申し訳程度のみ・・・・・・。

私の「スリーベリータルト」ですが、土台はチーズタルトです。それに、ほど良く酸味の利いたイチゴ・ラズベリー・ブルーベリーが乗っていましたので、サッパリとして美味しくいただけました。

(もっとも、こと甘いものに関しては私の味覚は当てになりません。こちらでも何度か申し上げましたが私は甘いものが大嫌いなヒトです。特にクリーム系とチョコレートは異様なくらい拒否反応を示します。その私が唯一食べられるのは“チーズの味がするものだけ”なのです。)

「このアイス、何かなぁ?ヨーグルトみたいなんだけど、チーズっぽい感じもするし・・・・・・」

「どれどれ。・・・・・・ヨーグルトですよ。フローズンヨーグルト。」

これは「モンテベリー」の上に乗っていたアイスの話です。メニューにはしっかりと「ヨーグルトアイス」と明記されていましたんですけどね・・・・・・。(パティシエさんが聞いたら泣きますよ・・・・・・。)

で、この「モンテベリー」にはヨーグルトアイスに少々のバルサミコを少々かけ、土台に入れたベリーのシロップ漬けの甘みとフレッシュフルーツの酸味がほど良く合わさって美味しかったとか。味を見るべく少しだけ戴いた自家製ヨーグルトアイスもとても美味しかったです。

調子に乗って、勧めて戴いた「ベリーベリーパフェ」のムースも味見をさせていただきました。

G夫人は

「甘すぎて結構キタ!」

というこのムース、M氏は

「それほどでもないよ。」

ということでしたので・・・・・・。

私、これほど後悔したのは一昨年夏に「チョコレートドリンク」を飲んだとき以来でした。甘辛両刀使いのM氏の言葉を真に受けて食べたムースは、濃厚なチョコレートをそのまま口にしたかのようでした。慌てて手元のハーブティーを口にしましたが、苦手なチョコレートの味がなかなか口の中から消えてくれません。ようやく人心地ついたときには、2杯分近く残っていたはずの「ペパーミントティー」が一滴も無くなっていました・・・・・・。

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HTB行レポート in Feb.'05 Vol.25

食べつつ飲みつつ撮りつつ喋りつつ・・・・・・気が付けば時刻は既に1400近く。

私が乗る高速船は1420発なので、そろそろ『マリンターミナル』へ向かわなければなりません。

F氏も

「僕も14時台の高速船ですよ。」

とのこと。同じ船なのかな?と思ったのですが・・・・・・。

『パティスリー』を出て、スパーケンブルグ方面へ向かいます。

「そう言えばchibaさん、“チョキ”どうした?」

「あ、まだ変えてない。どうしようかなぁ・・・・・・」

「じゃ、私が5種類持ってるから好きなのと交換する?私は“チョキ”もらって『ボヘミアン』で交換するから。」

と、心優しいG夫人のお申し出をありがたく受け、“チョキ”2枚をちゅーりーのピンバッジと交換していただきました。私が選んだ色は黄色とオレンジ。赤は「ランドセルちゅーりー」が赤なのでそれでいいかな、と思い、ピンク(2種)はあまり好きな色ではないので遠慮して。

さて、アムステルフェーン近くへ来ると、F氏は

「ちょっと見たいものがあるので・・・・・・」

と、アレキサンダー広場へ行ってしまいました。

「ありゃ?船が出るまであと15分ちょっとしかありませんよ?」

「そうよね?確か14時台って言ってたわよね?」

「ひょっとしたら“14時”と“4時”のカン違いだったんですかね?」

「・・・・・・そうかもね。」

私たちはそのことを気にしないことにしました。実は後に大変なことになったと知るのですが・・・・・・。

『マリンターミナル』で高速船のチケットを買い、G夫人とよもやま話をしながら出航時刻になるのを待ちました。

他に寄られていたM氏が『マリンターミナル』へ着いて間もなく、乗船の案内がありました。お2人に見送っていただき、『マリンターミナル』の建物を出て船へと向かいます。

・・・・・・とその前に・・・・・・

前回の出国の際は

「見送ったのに振り向かなかった。」

と言われた私です。今回はその轍を踏まぬよう出国口を出たすぐのところ(窓の真ん前です)に立ち、お2人の姿が見えるまで待ちました。じっと待つこと数十秒、G夫人が顔を出すのが見えました。で・・・・・・G夫人ってば事もあろうに笑ってたんですよ。ヒトのこと指差して。手招きもしていましたので、これはM氏を呼んでいたのだろうと思います。

が、船の係の方が

「お急ぎください!」

と言っていたのまでは聞こえなかったですよねぇ・・・・・・。

さて、船が出港してから荷物を少々整理し、さて寝ようかと横になったときメールが来ました。

「船乗り遅れたーー」

と、F氏からのメールです!それによると、1420発を1440発とカン違いしておられたとか。一緒に書いてあった飛行機の予定を見ると、次の船でギリギリ(但し要ダッシュでしょう。)間に合うかな、というところでしたので、折り返し返信し、その後は寝ることも出来ずハラハラドキドキ。

「無事到着しました。」

と言うメールを戴いたときはどれだけホッとしたか・・・・・・。

今回のレポートはコレにて終了です。どうにか最長記録には達しないうちにレポが終わりました。

あいも変わらずの長い長いレポートにお付き合いいただいたみなさん、本当にありがとうございました。

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Intermission Vol.7

こちらは、某掲示板に投稿した、現時点では最後のレポートです。(・・・・・・と言ってもこのブログがこれで終わりになるわけではありませんのでご安心を。)

次回は今月の17日夜~19日に帰国いたしますので、その後またレポートを掲載させて戴きたいと思います。以降はなるべく多くの写真を撮ってそれもブログに載せようかと思いますが、ベースは某掲示板への投稿になりますので相変わらず長い長いレポートになることと思います。その点はお許しください。

ではまたよろしくお願いいたします。

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