HTB行 Another story in Aug.'03 Vol.1

この年に行われた『名探偵コナン 長崎ハウステンボスミステリーツアー』が開催されるのを知ったのは、掲示板へのM氏の書き込みからでした。

「活字中毒」の私ですが、読む本のジャンルは往々にして異なります。この時はたまたま推理小説に凝っている時期で、『浅見光彦』『赤かぶ検事』という国内作家のものから『エラリー・クイーン』『ミス・マープル』『エルキュール・ポワロ』などの海外もの、はてまた『迷探偵ルパン』や『三毛猫ホームズ』などの異色のもの(これらは探偵が動物です。)などを読み漁っていました。
そんな時期ですから、こんなオイシイイベントを逃すはずもありません。たまたまこのイベントが夏休み期間と重なっていましたので、参加することは可能でした。
もともと旅行の予定に入れていた、毎年長崎市で行われていますコンサートイベント『夏・長崎から』の集合時間の合間に長崎駅に向かい、「ハウステンボス ミステリーツアー割引きっぷ」を、長崎駅のみどりの窓口で購入しました。
ミステリーツアーのパンフレットがたくさんおいてありましたので、1枚は記録用にバッグに入れ、もう1枚とって
「すみません。」
「はい。」
「これ、お願いしたいんですけど・・・(と、パンフレットを手渡す)。」
「はい。何名様ですか?」
「あの、1人で・・・。」
「はい。大人1名様ですね。」
・・・・・・しばし奥に引っ込んでから・・・・・・
「はい、どうぞ。ツアーブックは引き換えていかれますか?」
「お願いします。」
「では、どうぞ。6500円になります。記念品はこちらのチケットで、入国棟前のインフォメーションでお引き換えください。」
・・・といったやり取りの後、ツアーの切符とツアーブックを手にしました。
(このあたりのやり取りはHTB行レポートの本編でもご紹介しましたね。)
この「割引きっぷ」には、「JRの該当駅⇔ハウステンボス駅の往復きっぷ」「ハウステンボス1日パスポート」「ミステリーツアーブック」「名探偵コナンフィギュアコレクション引換券」が入っていました。私の場合、ハウステンボスから直接空港に向かってそのまま飛行機で帰る予定でしたし、パスポートは2日間有効の「オフィシャルホテルリゾートパスポート」を手配済みでしたので(ちなみに宿泊先は全日空ホテルです。)「帰りの分の乗車券」と「1日パスポート」は必要なかったのですが、このツアーへの参加条件が「ミステリーツアー割引きっぷ」か「ミステリーツアー宿泊プラン」(1名参加は場内ホテル宿泊のみで\29700~)の購入との明記がありましたので、それならば「割引きっぷ」の購入の方が無駄にはならないかな、と思いまして、そのままの値段で購入しました。
M氏の書き込みでは、ツアーブック(ツアーの概要と導入部を書いた本)の引き換えが長崎駅では出来ずに入国口のインフォメーションでようやく出来たとのことでしたが、私の場合(それから時間が経っていることもあったのでしょう。ひょっとしたらJR九州宛に苦情が来たのかもしれませんね。)切符の購入時に駅で引き換えてもらうことが出来ました。
・・・・・・ただ、明らかに観光客然とした私と地元のM氏を一緒には出来ないでしょう。何せ私のそのときの服装は帽子をかぶり、「さだまさしのTシャツ」を着て「さだまさしのペットボトルホルダー」をぶら下げていたのですから。『夏・長崎から』は結構大きいイベントなので、この時期に観光客が押し寄せるのは長崎のみなさんにとっては周知の事実のようですからね。

さて、コンサートの翌日、気ばかり逸る私は宿泊していたビジネスホテルを朝早く(朝食も摂らずに)チェックアウトし、駅ビルのコンビニでパンと飲み物、それと長崎新聞を買うと急いでハウステンボス行の快速「シーサイドライナー」に乗り、電車が動くと同時にパンをかじりながらツアーブックを開きました。

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HTB行 Another story in Aug.'03 Vol.2

『名探偵コナンミステリーツアー』では、ハウステンボス内で2つの事件が同時に発生します。
そのひとつは「家宝の指輪盗難事件」
もうひとつは「花嫁誘拐事件」です。
まず、登場人物ですが、『名探偵コナン』でおなじみの江戸川コナン(主人公)・毛利蘭・鈴木園子の3名と、大賀真哉(花婿)・香取あかね(花嫁)・大賀タエ(真哉の祖母)・大賀辰也・雅代夫妻(真哉の両親)・大賀美華(真哉の姉)・持田英男(真哉の叔父)・高橋純一(コナンたちが新幹線の中で知り合った小樽のガラス職人)の8名です。このうち、容疑者とされるのが大賀タエ・大賀辰也・大賀雅代・大賀美華・持田英男・高橋純一の6名です。(香取あかねは誘拐される本人ですから容疑者からは外されています。また、花婿の大賀真哉もわざわざ自分が結婚する花嫁を誘拐するはずもありませんのでね。)

さて、「ツアーブック」を読みながらHTBに到着すると、早速入国口のインフォメーションに向かいます。ここで、まず「専用の場内マップ」と「捜査ポイントを記載した用紙」をもらい、フィギュアコレクションの引き換えチケットを手渡すと
「どれになさいますか?」
と、かごに入れたフィギュア(箱入りで中身は見えません。)を差し出されました。それで、適当なものを1つとって開けてみると、中には灰原哀のフィギュアが入っていました。このフィギュアは「ミステリーツアー」のオリジナルのフィギュアで、全種類セピアカラーで塗られています。実は私、それまで『名探偵コナン』を見たことも読んだことも無かったので、どのキャラクターが人気があるのかもてんで知らなかったのですが、後で灰原哀というキャラクターが結構人気があるのを知りました。

「捜査ポイントを記載した用紙」をみると、ポイントは次の5ヶ所にありました。
まず、「指輪盗難事件」のポイントは2つ。
・ビネンスタッドの薬局の横
これは『アポテーク』の隣ですね。今では『デザイナーズストリート』になっていますので面影もありませんが、以前に銀行のATMがあったところです。当時はATMのシャッターが閉まっているだけでそのままのブースが残っていましたので、開きスペースがしっかり残っていました。
・『シーボルト出島蘭館』
ここに看板がありました。ひょっとしたら指輪があったかも・・・・・・と思わせるものが無いわけではなかったのですが、それはただのヒントでして・・・・・・。
「誘拐事件」のポイントは3つ。
・『ミュージアムモーレン』
キンデルダイクの風車です。ここは、「ツアーブック」によると誘拐されたあかねさんを蘭ちゃんがひとりで探しに来た場所です。
・『パサージュ』の窓
ここで結婚式の衣装合わせをした、という設定なのでしょう。
・『パレスハウステンボス』のラビリンス
生垣の迷路です。『パレスハウステンボス』は挙式の会場でした。

もらった「場内マップ」には、誘拐事件の「アリバイチェックシート」の引換券がついていました。どこで引き換えるかなどの記載はされていなかったのですが、とりあえず「誘拐事件」の方から見てみようと思い、入国口から一番近い捜査ポイントの『ミュージアムモーレン』に行きました。
ここには、誘拐されたあかねさんのハイヒールが転がっていた、という設定でしたが、さすがにそれは置いてありませんでした。そこまで物騒なことは出来ない、というのと、まかり間違って事故でもあったら困ると言う事情からでしょうね。で、代わりに
「チーズ農家の人が何か目撃しているかも・・・・・・」
という看板がありましたので、早速『ブールンカース』に入ります。すると、レジ付近に
「ミステリーツアーのアリバイチェックシートはここで引き換えています。」
という貼り紙が・・・・・・。そこでレジにいき、引換券を渡すと「チェックシート」と大賀タエのアリバイの
タエ:「ワシはずっとここにおった。」
辰也:「私と雅代も一緒です。」
と書かれた部分に貼る、
「タエと大賀夫妻はずっとホテルの部屋に一緒にいたと言っているが・・・。」
というコナンのモノローグのシールをもらいました。

次に、証言シール集めに行ったのはスパーケンブルグにある『シーブリーズ』です。当時はTシャツと雑貨の専門店で、トラベルマングッズを出し始めた頃ではなかったかと思います。途中にもたくさん捜査ポイントや証言シールをもらえるところがあったにもかかわらず、ほぼ縦断の形で(しかも歩いて)スパーケンブルグまで行ったのは、この後『ランガダイク』に行きたかったからです。
『シーブリーズ』でもらったのは持田英男のアリバイです。
持田のアリバイは
「私は、結婚式が中止になったので、このホテルのラウンジで飲んでいました。」
というもので、証言として
「ええ、この人ならお見えになりました。ずっと一人でビールを飲んでいらっしゃいました。」
というウェイター(たぶん『アンカーズラウンジ』の方でしょう。ここなら喫茶メニューにビールやカクテルがありますからね。)の台詞が書かれたシールをもらいました。

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HTB行 Another story in Aug.'03 Vol.3

『ランガダイク』と『ロード・レーウ』での昼食をはさんで、次に向かった捜査ポイント(証言シール配布)はビネンスタッドのインフォメーションです。ここでは、小樽から来た高橋のアリバイの証言シールがもらえます。

高橋のアリバイは
「1時頃ですか・・・。もう一度、ギヤマンミュージアムへガラスを見に行った頃ですかね。やっぱりそうだ・・・。」
というもので、インフォメーションでもらったのは、
「これは高橋さんが撮った写真です。頑張ってくださいね♪」
というインフォメーションのお姉さんの激励つきの、花時計の写真のシールでした。シール貼り付け欄の脇には、あらかじめ
「と、見せた画面にはスタッドハウス前の花時計が1時頃を指しているのが写っている・・・?」
との説明がついていました。(見せた画面、という説明でお分かりのように、この写真はデジカメの写真です。)
が、この写真、どう見ても正面から撮っていないのです。時計の針は見ようによっては1時頃に見えないこともないのでしょうが、スタッドハウスの入り口は写っておらず、向かって右側の階段とその脇のポールが見えているだけなのです。
怪しい、といえば当然この人も怪しい。
何せ「小樽から」来たにもかかわらず、花嫁のウエディングドレス姿を見て
「ほんとにマバユカですよ。」
って声をかけるんだもの・・・・・・。(マバユカ、というのは明らかに九州弁ですからね。ちなみにキレイだ、という意味です。)

と、このあたりで「誘拐事件」の捜査は一時中断し、「指輪盗難事件」の捜査に移ります。
(というのも、この近くには「指輪盗難事件」のチェックポイントがありますからね。)
さて、捜査ポイントの一つである『アポテーク横』ですが、先にも書きましたとおり、以前銀行のATMがあった所です。が、閉鎖になってから随分になりますし、扉はきっちりと閉められていることから入れると思わなかったのでしょう、
「この辺だよねぇ。」
「うん。・・・・・・でも、それっぽいトコ無いよねぇ。」
などとお話しながらうろうろしている方が何人もいらっしゃいました。
「(世話が焼けるナァ・・・・・・。)」
などと思いつつ(ま、そんな義理は全く無いのですが)
「あー、ここだ、ここだ。」
とひとり言を聞こえよがしに言い、ワザと「ツアーブック」をこれ見よがしに取り出してひらひらさせながらドアを開け、捜査ポイントに向かいます。と、2呼吸ほど置いたタイミングで「ツアーブック」を持った何人もの方がぞろぞろと入ってきました。

ここには、花嫁の控え室の様子(本来は『パレス』の控え室が現場なのですが、さすがにそこを使うわけには行かなかったのでしょう。結構長期間のラリーでしたし、その間挙式を断るわけにも行かなかったのでしょうし。)が再現されていました。微妙に荒らされたような卓上、脱ぎ捨てられたウエディングドレス、そして空の指輪ケース・・・・・・。指輪ケースの下には、紫陽花をバックにしたあかねさんの写真がありました。
また、室内に並べられていたボードには、ギリシャ神話の「エーロスとプシュケーの物語」が貼ってありました。エーロス(ローマ神話ではクピド)は美の女神アフロディーテの息子で愛をつかさどる神、プシュケーはその妻になった人物です。ここで書いてあったのは、エーロスとプシュケーが晴れて結ばれるまでを書いた恋物語です。私は、このときコレを読んで
「(ああ、結婚をモチーフにした事件だからそれっぽい話題を選んだのかな?)」
としか思わなかったのですが(実は、後になってから気付いたことですが)コレは指輪の行方のとんでもないヒントになっていたのです。

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HTB行 Another story in Aug.'03 Vol.4

次に向かった捜査ポイントは『パサージュ』です。
ここは「誘拐事件コース」の、もともとの捜査ポイントです。
『パサージュ』は、アーケードのついたショッピングモールで、ここの窓のどこかに看板があるはずでした。私は、アーケードの中に入り、まずショップのウィンドウを全部見て回りましたが、売り物をディスプレイしてあるウィンドウに看板なぞあるはずがありません。そのため、階段を駆け上がり(反対側には昇りのエスカレーターがあったにもかかわらず階段を昇ってしまいました。)2階の窓を見て回ったのですが、ここにも看板らしきものはありませんでした。

ここで、ホテルのチェックインの時刻になりましたのでユトレヒトに戻り、カナルステーションから『全日空ホテル』の専用クルーザーに乗ってホテルへ行き、チェックインしてしばし部屋で休んで頭を冷やします。ひと息ついてからもう1度『パサージュ』に行き、今度は外の窓をチェックしていきました。
すると、運河沿いの窓に園子ちゃんが蘭ちゃんに
「真哉さんは結婚したら大賀銀行の副頭取になることが内定しているが、この結婚が中止になったら内定が取り消される可能性がある・・・・・・」
という大賀家の内情を説明している看板がありました。

コレを読んで、私はすっかり混乱してしまいました。
それまではアリバイから(まだ大賀美華のアリバイはチェックしていなかったものの)犯行が可能なのは高橋純一しかいないので、高橋が犯人だとばかり思っていました。が、真哉が大賀銀行の副頭取になると困るのは、現副頭取の持田英男です。頭取に昇格できれば良し、悪くすれば副頭取格だけ与えられて現場から遠ざけられる可能性も否定できない、と考えたのです。もちろん、大賀財閥の時期当主である真哉の方が持田よりも早く格上げされることでしょうから、遠からず先には甥の下に付くことになるでしょう。そのことに持田が耐えられるのかどうか・・・・・・。
もちろんコレは深読みのし過ぎです。(回答が出た今となってはそれが痛いほどわかります。)ですが、このときの私は元がアニメであることをすっかり忘れており(推理小説の影響を受けすぎていたためだと思いますが)他の事柄にもウラが無いかということばかり考えていました。

初日の捜査はここで終了し、2日目(大雨でしたので出足はしっかり鈍りましたが)はまず『バルーンショップ ルフティー』へ向かいました。ここでは、大賀美華のアリバイ証言シールがもらえます。
大賀美華のアリバイは
「1時頃なら、私はフリースラントで馬に乗っていたわ。」
というもので、証言シールには
「ええ、覚えているわ。とっても気に入ったみたいで、2回も乗っていったから。」
という体験乗馬の従業員の台詞が書かれていました。

これでアリバイの証言は出揃いました。残る捜査ポイントは「指輪盗難コース」の『シーボルト出島蘭館』と、「誘拐事件コース」の『パレスハウステンボス前庭 ラビリンス』です。
「誘拐事件コース」には、看板にそれぞれクイズが付いています。そのクイズを解くと、「ツアーブック」の巻末の穴埋めパズルで最終指令としてシークレットポイントがわかるようになっています。(ちなみにクイズの答えがわからない場合、『ウォーターゲート スネーク』に行けば答えがわかるようになっていたようですが、幸か不幸か私の場合クイズを解いてしまったのでとうとう『スネーク』には行きませんでした。)
で、このときは早いところシークレットポイントを見つけようと思って『パレス前庭 ラビリンス』へと向かいました。

『パレス前庭 ラビリンス』は、生垣の迷路です。人によってはあっという間に出てこられるような簡単な迷路ですが、何せ生垣ですので周りが透けて見える分難しいと言われることもあるようです。
看板は、迷路のちょうど中央にありました。この迷路ではほとんど迷うことが無い私ですが、このときは気ばかり逸ってしまったのでしょう、珍しく迷いかける失態を演じるところでした。
で、ここの看板に書かれていたのは蘭ちゃんのモノローグです。
「真哉さんが結婚できなくて得をする人は・・・?」
というものでした。
原作のマンガを読んでいれば、蘭ちゃんの考えが往々にして横道にそれることが判ったでしょう。が、私は原作を読んでいませんでしたのでこの言葉で先の『パサージュ』で考えた持田への疑いを確信として持ってしまいました。ラウンジで飲んでいた、というアリバイに時間が書いていなかったこともその考えを後押ししてしまったのです。
それはともかく、この看板でクイズとその答えが出揃いましたので、今は無き『バタヴィアキッチン』で昼食を摂りながら穴埋めパズルを完成させました。

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HTB行 Another story in Aug.'03 Vol.5

穴埋めパズルの答えは「さいごはかろよんへいこう」と出てきました。
つまり、「最後はカロヨンへ行こう」ということですから、『カロヨンシンフォニカ』にシークレットポイントがあると考えて間違いなさそうです。
「誘拐事件」の『カロヨンシンフォニカ』も、「指輪盗難事件」の『シーボルト出島蘭館』もミュージアムスタッドにあります。そこで、予約していた『カナルカフェ』に乗った後、てくてくとミュージアムスタッドに歩いて行きました。

まずは『シーボルト出島蘭館』に入ります。ここで、私はお滝さんのところ、つまり2階にあるトーキーロボットの所に何かあるのかな、と思い、いつもはゆっくりと見る展示品をもろくすっぽ見ずにトーキーロボットのところに直行しました。
あかねさんの写真には紫陽花が写っていました。ご存知のとおり、紫陽花の学名「ハイドランゲ(ヒドランゲ)・オタクサ」はシーボルトが命名したもので、「オタクサ」の部分はシーボルトの日本人妻であった「お滝さん」のシーボルト流の訛りだったとのことです。ですので、「お滝さん」のトーキーロボットに、ひょっとして指輪がはめてあるのかな、とも思ったのですが、捜査ポイントとして名前が挙がっているところにそんなものがあるはずもありません。
ここには、出口付近に看板がありました。それには
「アジサイの学名はシーボルトの妻〈お滝さん〉の名前に由来している。ということは、滝に由来する場所に指輪が・・・。」
というコナンのモノローグによる解説がありました。

次はいよいよシークレットポイントであります『カロヨンシンフォニカ』です。
ここの2階には小さなベンチ(2~3人掛け)がありますが、そのすぐそばに見慣れないボックスが設置されています。ボックスには番号錠がつけられていました。
ここで、私は捜査ポイントのシートを取り出しました。これにはパスワードとして「1078」の数字が記載されていました。「パスワードは捜査のどこかで必要になる」と明記されていることから、このパスワードが開錠のナンバーであることは間違いなさそうです。
番号錠にパスワードを入力し(ご丁寧なことに二重扉になっていました。開錠のナンバーは同じでしたが・・・・・・)中に入ると、そこには最後の看板がありました。
「実は、あかねには悲しい過去があった・・・。

あかねの父は、すばらしい作品を次々に送り出す、長崎では名人と呼ばれるほどの有名なガラス職人で、弟子にも信望の厚い職人気質の人だった・・・。

しかし、ある日、借金を苦に自殺した・・・

という・・・。」
と、そこには書かれてありました。
本来ならばここで高橋のことに思い至ることでしょう。が、持田犯人説に固執する私には、これを見たところで何にも思い当たりませんでした。
ここで2日目の捜査は終了、最終日はいよいよ指輪探しです。

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HTB行 Another story in Aug.'03 Vol.6

指輪探しのキーワードは「滝」。ハウステンボス内には、「滝」に関係する場所が3ヶ所あります。
ひとつ目は『チョコレートハウス』のチョコレートの滝(まんまや・・・・・・)。
ふたつ目は『ホライゾンアドベンチャー』(水が滝のように流れる場所、として)。
みっつ目は『マウリッツ広場』の噴水(これも『ホライゾンアドベンチャー』と同様ですね)。
とりあえず、『ホライゾンアドベンチャー』に向かいます。

『ホライゾンアドベンチャー』のプレショールームで上映されているオランダの様子の中には、『ミュージアムモーレン』のクイズの回答が含まれていましたので、一言一句聞き漏らさないように細心の注意を払います。
(ま、既にシークレットポイントを突き止めている私ですからその必要は全く無かったのですけどね。)
それが終わり、メインのショーを見た後で水の中を覗き込みます。が、指輪らしきものは見つかりません。出口へ向かうと看板があり、
「指輪の隠し場所はここじゃないよ。」
と書いてありました。

次に、『チョコレートハウス』へ向かいました。
ここのチョコレートの滝はちょっとした名物ですので(現に「さだまさしコンサートツアー」でハウステンボスに来たときも、ガイドさんが真っ先に紹介していたくらいですのでね。)何人もの方が滝の前で記念写真を撮っています。
この滝の横にも、看板がありました。
「指輪の隠し場所は・・・・・・」
という看板は、『ホライゾンアドベンチャー』と同じものでした。(看板に描かれている人物は違いますが。)

・・・・・・ということは、指輪は『マウリッツ広場』の噴水にある、という設定でしょう。
ここには先の2つのような看板はありませんでしたので、これで間違いない、と確信しました。
が、指輪は見つかりません。まず、噴水の周りをぐるぐる回り、水の中を覗き込みました。次に、噴水のふちに上って(!)像の指を1つずつ確認しました。それでも指輪は見つかりませんでした。
それで、指輪の実物は無いものと思ったのですが・・・・・・後になって某掲示板にM氏が
「指輪を見つけました。」
という書き込みをされました。これを見たときの悔しかったこと・・・・・・。

さて、『アポテーク横』のとんでもないヒントですが、これは、ストレートに『マウリッツ広場』の噴水を指していました。
何故なら、『マウリッツ広場』の噴水の像は、プシュケーが夫エーロスとの約束(いわゆる「見るな」の約束ですね。日本神話にも同じような内容で、オオモノヌシノカミとヤマトトトヒモモソヒメの神話があります。)を破ってしまい、エーロスを傷つけてしまったことを詫びる為に夫の母アフロディーテにとりなしを頼む場面が彫刻となって飾られています。つまり、あのボードはこの神話にまつわる『マウリッツ広場』の噴水に指輪があることを暗示していたのですね。

後日、アニメで放映された「名探偵コナン~ハウステンボスの花嫁~」で解答を見ました。
指輪の隠し場所はお察しのとおり『マウリッツ広場』の噴水(アニメではプシュケーの掌に乗っていました)で盗難の犯人は大賀タエ(主犯)と大賀美華(実行犯)、誘拐事件の犯人は高橋純一で、これは、香取あかねの父を死に追いやった(と思い込んだ)大賀タエを殺害しようとして、そのことが香取あかねに知られたために口封じがてら『カロヨンシンフォニカ』に監禁したため(それでシークレットポイントが『カロヨンシンフォニカ』だったんですね。)、大賀タエの殺害場所(の予定だった所)は『ルフティーバルーン』で、これの下に爆弾をつけていた(それにしても人聞きの悪い・・・・・・『ルフティーバルーン』のメンテナンスが疑われるような設定をして・・・・・・。同じことをウチの地元のテーマパークをモチーフにしたら抗議の電話で回線がパンクするだろうに・・・・・・。)ということでした。

ま、何はともかく死人が出なかっただけでも良しとしましょうか・・・・・・。

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Intermission Vol.2

一気に書いてしまいました「コナンネタばれレポート」。
昨日は朝から具合が悪く熱も出ていたためほぼ1日寝たきりで(メールのやり取りくらいはしましたけど)、今日もまだ微熱があって外には出られず食事も摂れなかったので(だったら寝てろよ・・・・・・)暇を持て余してレポを書き上げてしまいました。

もともとこの「コナンネタばれレポート」は本編の追記として書いたものですので、何があーだった、こーだったとデータを羅列しただけのものでした。これにちょっと肉付けをしただけですが読み物になったでしょうか?

次回(今週はこれでおしまいです。次は来週の3月28日~)は同年の冬に、生まれてはじめて体験した『光の街』を書いた'03のクリスマス編です。どうぞごゆっくりお楽しみください。

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